第1話 入学
どうも緑の雪だるまと申します。
新しく青春ストーリーを書いてみました!
読んでいただけると幸いです
「……はぁ」
一矢は校門の前で、小さく息を吐いた。
今日から高校生活が始まってしまうのか。
中学校ではあまり友達がいなくて、周りの人に迷惑をかけたりして大変だったなー。高校では同じ中学の人がいないから、思い切って陰キャから陽キャにジョブチェンジをしてみようと思う。いわゆる“キャラチェン”というものだ。
そんな事を考えながら教室に入ってみると、みんなお葬式みたいな雰囲気が漂っていて静かだった。
その時、俺は思った。
――これはチャンスなのでは?
今みんなは、知らない人がたくさんいて緊張している。そんなの俺だってそうだ。だから仲良くなれそう、そんな気がした。
そして、担任らしき人が入ってきた。
「今日から1年間、このクラスの担任になった神崎ひよりと申します! 実は私、人生で初めて先生を始めるので、どうぞよろしくお願いします!」
という挨拶から始まり、みんなこの学校や環境が初めてという、自分と同じ立場なんだと分かってホッとした。
「じゃあ早速だけど、このあと入学式が始まるから、服装を整えたり準備をしてください」
という言葉に、皆が返事をした。
そして入学式。
静かに整列をして、まだ慣れていない校舎を歩きながら体育館へ向かった。そして体育館に着くと、たくさんの人が出迎えをしていた。
入学式は思ってたよりもすぐに終わって、その日は学校が早く終わった。
――いやー、本当は友達とか作りたかったが、みんなお葬式状態で話しかけるのは、いつもの3倍ぐらい勇気が必要だったからな。さすがに明日から友達を作ろう。
もし今日、話しかけてくれる子がいたらよかったのに。
そんなことを考えていると、後ろから肩を叩かれた。
――もしかして先生? なんか俺やらかしたかな? まじかよ、俺、入学して早々怒られるのか!? 俺の学園生活終わった!
そう思いながら、
「な、何でしょうか?」
と振り返ると、そこには見知らぬ人がいた。
俺は無意識に少しの間、その人の顔をずっと見てしまっていた。
「何でしょうか? そんな顔を見てきて……なんかゴミついてます?」
「あ、ごめんね! 最初、先生かと思ったからびっくりして」
「初日でみんな静かでしたからね。急に話しかけてすいません。実は僕、あなたと同じクラスなんですよ。なので仲良くなりたいなと思って」
「なんで俺と仲良くなりたいと思ったの?」
「なんというか、勘ですね」
「え?」
「いやー、なんか最初教室入ったときに、周りを見て最初に話しかける人を探してたんですよ。そしたらあなたは、“話しかけても問題ない”、そんな気がしたんですよ」
「あ、そう言えば自己紹介まだでしたね。僕の名前は小林潤といいます! どうぞよろしくお願いします!」
「うーんとね、情報量が多くて頭がこんがらがってるんだけど……君は勘で俺に話しかけてくれて、名前は小林潤くんでいいんだよね?」
「はい、合ってます!」
「じゃあ俺も自己紹介をするよ。俺の名前は斎藤一矢です。よろしく」
「いい名前ですね! これから話しかけると思うので、仲良く高校生活を満喫しましょう!」
そう言われて、彼はすぐにどこかへ走ってしまった。
なんか元気で明るく、誰にでも話しかけてくれる、そんな人だった。
まあ、とにかく友達が初日にできたことは嬉しすぎる。
――もうこれからは、誰とも話さない孤独な生活ではないんだ。
そんな事を考えながら、俺は家へ帰った。
まさか中学の頃の環境が変わり友達が初日でできてしまうとは!自分もこんなだったら苦労しなかったのに
そんなことを思いながら書いていました
続編をお待ちください




