これ美味しいから食べてみて
「これ美味しいから食べてみて」
そう言われて困る事ってありませんか?
そう言って勧めて来る人は年配のイメージがあるのですが、私の回りに年配の人が多いからかも知れません。
「絶対に美味しいから、ウソ吐かないから、本当だから、騙されたと思って」
そんな風に勧められたら却って怖いです。騙されるの、嫌ですし。
お酒を飲んでいる時に知り合いから、「これ美味しいから食べてみて」と言われて食べた物は美味しかったです。
ただそれだけの事なのでしたけれど、寝て起きて、酔いが醒めてからそれを思い出して、ふと考えました。
その人とはそこそこ長い付き合いで、最近になって一緒にお酒を飲む機会も出来て来ました。その程度です。
でも、「美味しいから」と人に勧める人ではないと思っていました。
食べ物を人に勧めるのって、私は中々出来ません。挽肉もキャベツも好きなのにロールキャベツは嫌いだったり、ピーマンも好きなのにピーマンの肉詰めは食べられなかったりするので、自分が美味しいと思っても相手は違う筈、と考えているからです。
そして、私に「美味しいから」と勧めてくれたその人も、私と同じタイプの人間だった筈でした。きな粉が苦手だって言ってますし。
もちろん私も、誰にも何にも勧めない訳ではありません。ですが勧める事が出来るのは、かなり気心が知れた相手だけです。そう、私が勧めた物を「美味しくない」「要らない」と答えてくれる様な。
もしかしたらお酒が入っていたから気が緩んでいたのかも知れませんし、あるいは私の好みを分析されて把握されただけかも知れません。
でももしかしたら「美味しいから」と勧めてくれたその人は、私に気を許してくれて来たのかも?
今度は試しに素面の時に、私からその人に何か勧めてみようかと思っています。
気を許してくれているのか確かめる為に、わざと「美味しくない」「要らない」と言われそうな物は、まだ勧めたりは出来ませんけれど。




