表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻葬鬼譚 ~神話ヲ殺ス少女タチ~  作者: K. Soma
第七話 異海から来た少女

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

92/226

14

 無論、ヒミコが身を(てい)してユイナを守ったのは、美しい友情や麗しき慈愛の心から――()()()()。 

 

 純粋に。

 

 敵を倒すためだ。

 

 あっという間に距離を詰めた〈アマテラス〉は片腕だけで〈サグメ〉の首を絞め宙に吊り上げる。

 

「……よく聞け」

 

 ヒミコは巨神の声帯を介し、低い声で()げた。

 

「てめーの御札(おふだ)で、なんとしてもアイツの隙を作れ」

 

「あ、あ――ッ!」

 

〈アマテラス〉と違って〈サグメ〉は神経接続方式ではない。

 

 (ゆえ)に首を絞められたとて、操者のユイナには如何なる痛みも苦しみも生じない。

 

 しかし、それでも。

 

「あ、あ、あ――ッ!」

 

 恐怖か、はたまた戦慄だろうか。

 

 ユイナの喉は嗚咽(おえつ)のように熱く、それでいてどこか甲高い(うめ)きを漏らしていた。

 

 だがヒミコはそんなユイナの態度など一向気にせず、

 

「しくじるなよ。しくじったらアタシがてめーを()る」

 

 言うだけ言って〈アマテラス〉は〈サグメ〉を乱暴に投げ捨てる。

 

 眼前には(マガ)()(オニ)が迫っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ