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幻葬鬼譚 ~神話ヲ殺ス少女タチ~  作者: K. Soma
第七話 異海から来た少女

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86/226

08

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

 同日 同刻

 /結界封印都市ヒモロギ

  ツクヨミ 対鬼戦闘司令本部 第二格納庫

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

 

(――どうして、こうなっちゃうのかしら)

 

 ユイナは〈サグメ〉の中で途方(とほう)に暮れていた。

 

〈サグメ〉。

 

 先日、ユイナと共に()ノ国から異海を渡ってきた新たなる擬霊(ギレイ)式駆動人形。

 

 その全長は〈ウズメ〉のおよそ三倍。

 

 巨神たる〈アマテラス〉には一歩及ばぬものの、その眷属として見る分には十全に成り立つ規模(スケール)である。

 

〈ウズメ〉に比べて関節と骨格は遥かに人体へと近づき、操者席(コックピット)周りの贅肉が格段に()ぎ落とされていた。

 

 異ノ国々の有する高い技術力が遺憾(いかん)なく発揮されている。

 

〈ウズメ〉の試作型が建造された約半年前より、ユイナは試験操者としてこの新たな機体の開発を目的に譜ノ国へと出向していた。

 

 ――()()()()()

 

(私は結局……逃げてただけだったんだわ)

 

 復讐を掲げ自分のために戦うヒミコ。

 

 評価を欲し他者のために戦うルリカ。

 

 ユイナの理由は()()()()

 

(わたしはただ――)

 

 帆布(キャンヴァス)は未だ、空白だった。

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