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幻葬鬼譚 ~神話ヲ殺ス少女タチ~  作者: K. Soma
第七話 異海から来た少女

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85/226

07

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

 同日 同刻

 /結界封印都市ヒモロギ

  ツクヨミ 対鬼戦闘司令本部 地下格納庫

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

 

(まったく……! なんだってんだあの金髪イカレ女は!)

 

 機胎(キタイ)に入り〈アマテラス〉と同化してもなお、ヒミコの怒りは収まらなかった。

 

 あの後。

 

 警報で事態を察したヒミコは煮え(たぎ)る憤怒をどうにか(こら)え、玄人(プロ)としてやるべきことを優先させた。

 

 まずは飛び()御札(おふだ)(くぐ)り抜け、ルリカを叩き起こす。

 

 するとどういう訳かユイナはピタリと手を止め、来た時とは逆に屋上から飛び降りた。

 

 おそらくはそのまま本部に向かったのだろう。ヒミコもルリカと共に後を追う。

 

 無論、報復のためではない。そうしたいのは山々だが仕事である。

 

 つまり――鬼への復讐の時間だ。

 

 なお道中、ユイナの件でルリカに事情を問い(ただ)したものの、ろくな答えが得られていない。

 

 ルリカは顔を真っ青にしてひたすら『勘弁してくれ』だの『やばい』だの『まずいんだよ』をブツブツと繰り返していた。

 

ルリカ(アイツ)にああまで言わせるってこたぁ……よっぽどのヤツなのか?)

 

〝強者は強者を知る〟という言葉がある。

 

 確かにユイナは相当な腕利きのようだ。御札に通った霊気だけを見ても只者ではないと知れる。

 

 とはいえ比較対象がルリカならさほど開きがあるとも思えぬが……。

 

(実力云々(うんぬん)より単に〝やべーやつ〟ってことか? まぁ、確かに話がまともに通じる相手じゃあなかったが……)

 

 如何(いか)な調和を重んじるルリカとはいえ、アレが相手では共存できまい。

 

 さりとて表立って対立する訳にもいかず、結果として逃げ回っている――そんなとこだろうか。

 

(ま、アイツらの間にどんな因縁があろうが関係ねー)

 

 あの金髪女とはいずれ決着をつける。

 

 というか。

 

 コレが片付き次第、〆に行く。

 

 ヒミコは固く決意した。

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