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幻葬鬼譚 ~神話ヲ殺ス少女タチ~  作者: K. Soma
第伍話 冷たい血、温かい血

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03

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

 同日 同刻

 /結界封印都市ヒモロギ

  ツクヨミ 対鬼戦闘司令本部 地下格納庫

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

 

 その巨体(ゆえ)に、〈アマテラス〉の格納庫は地下に(もう)けられていた。

 

〝格納〟――と言うより、その実態は〝封印〟である。

 

 (もだ)え苦しむかのように暴れる〈アマテラス〉を抑えつけるには、種々の封印が必要だった。

 

 だが。

 

 今現在、それらの(かせ)は総じて外されている。

 

 その必要がなくなったのだ。

 

 ヒミコが地下格納庫に足を踏み入れた途端、〈アマテラス〉はまるで(こうべ)を垂れるかの如く静まったのである。

 

 その場にいた技術官たちは皆、(いや)(おう)でも認めざるを得なかった。

 

 神越(カミコシ)ヒミコ。

 

 彼女こそはまさしく、〈アマテラス〉に選ばれた巫女なのだと。

 

 ――ただ。

 

 と同時に、一部の者はひどく不吉な胸騒ぎを覚えた。

 

(ハン、(こうべ)を垂れてるだって……?)

 

 技術部官長、根問(ネドイ)カヤもその内の一人である。

 

 カヤは眉間に(しわ)を寄せ、〈アマテラス〉へと乗り込むヒミコを不審げに見ていた。

 

(冗談じゃない。あれじゃあまるで――)

 

 下腹部の装甲を蓮華(れんげ)のように花開かせ、自らの機胎(キタイ)内へと導く〈アマテラス〉。

 

(人間を、喰ってるみたいじゃあないか)

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