表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻葬鬼譚 ~神話ヲ殺ス少女タチ~  作者: K. Soma
第拾参話 貫く意志

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

219/226

20

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

 同日 同刻

 /結界封印都市ヒモロギ 車道

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

 

(なるほど、アレが鬼ですか……)

 

 ランカもまた、黒眼鏡(サングラス)の下から青い瞳で鬼を見ていた。

 

(はてさて、これであの人が……ハヅキさんがどう動くか)

 

 力尽くで(ルリカ)を奪おうとするのか、はたまた別の策か――考えられることはいくつかある。

 

 だがランカはそのすべてに対し可能な限りの手を打っていた。

 

 言うなればこれは〝駆け引き〟である。

 

 ()が起こす行動を観察することで、そこから思惑や実情を探ろうとする狙いだ。

 

(少しでも……今は少しでも情報を集めなければ……)

 

 ツクヨミは調べれば調べるほど底知れぬおそろしい組織である。

 

 そのツクヨミがあれほどの資金と人員を使い、何を企んでいるのか?

 

 真相を突き止めなければならない。

 

 それこそが民意を(たく)された者の務めだ。

 

 そして()()()――

 

「母様……」

 

 とその時。不意に助手席のルリカが(うつむ)き呟いた。

 

「どうしましたか、ルリカ?」

 

「……を、……めて……さい」

 

「なんですか? 聞こえません。もっとハッキリと言いなさい」

 

「……わかりました」

 

 次の瞬間、ルリカが(おもて)を上げた。

 

「車を、止めて下さい。今すぐに」

 

 その手には御幣(ごへい)が握られている。

 

 しかも。

 

 ランカ(こちら)の首に突き立てながら――。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ