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幻葬鬼譚 ~神話ヲ殺ス少女タチ~  作者: K. Soma
第弐話 そうやって、生きていく

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16/226

03

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

 同日 同刻

 /結界封印都市ヒモロギ 第六結界柱付近

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

 

椿(ツバキ)組! 第二防衛線まで下がって小型鬼を迎え討ちなさい!」ミヅキは残る巫女をまとめ上げ次々と指示を出していた。「(サクラ)組も半数はそちらへ! 残りは大型鬼への対処よ! 私が縮空(シュックウ)攪乱(かくらん)するから隙を見て遠距離から集団巫術(フジュツ)を放ちなさい! 狙うのは足よ! 動きを封じれば十分だわ!」

 

 敵は(マガ)()(オニ)だけではない。

 

 依然(いぜん)として延々と湧き続ける小型鬼と大型鬼がいるのだ。これらに結界柱を破壊されては元も子もない。

 

(でもこれなら……なんとかなりそうね)

 

 幸い〈アマテラス〉の降臨とそれを操るヒミコのおかげで士気は回復しつつある。

 

神越(カミコシ)さん……)

 

 面白いことに〈アマテラス〉という巨大な外殻(がいかく)を介しても、ヒミコの果敢にして狡猾な戦いぶりは一目瞭然だった。

 

(やはり〈ウズメ〉とは桁違いだわ……人が造りしモノの限界ね……)

 

〈アマテラス〉が格闘戦を仕掛ける。まるで神々へ奉納する舞のような優美な立ち振る舞いだ。

 

 研ぎ澄まされた手刀が禍ツ忌ノ鬼の長い左腕目掛け振り下ろされる。

 

(〝(アマ)玉垣(タマガキ)〟!)

 

 そこへ浮かび上がった格子状の白き光。この世の如何なる摂理をも(へだ)てる壁。

 

 だが、

 

「いけるわ……! ()()()()()()!」

 

〈アマテラス〉もまた同様の障壁場――ただし緋色だ――を展開。白と赤の格子模様が異なる角度で複雑な幾何学模様を描くと同時に消滅する。

 

 ほんのわずか。

 

 禍ツ忌ノ鬼に隙が生じた。

 

 無論、そこを易々(やすやす)と見逃すヒミコではない。

 

 鋭い手刀が一閃。大蛇の如き敵の左腕を切断した。

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