表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻葬鬼譚 ~神話ヲ殺ス少女タチ~  作者: K. Soma
第弐話 そうやって、生きていく

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/149

02

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

 同日 同刻

 /結界封印都市ヒモロギ

  ツクヨミ 対鬼戦闘司令本部 中央管制室

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

 

太極炉(タイキョクロ)、安定!」通信官が金切声で報告を上げる。「非調和因果律、閾値(しきいち)までの収束を確認! 〈アマテラス〉、問題なく稼働しています!」

 

「……全戦闘情報を記録しろ。〈アマテラス〉だけでなく敵の魄子(ハクシ)応答も含めすべてだ」

 

 シマメはやっとの思いで指示を出す。黒い瞳は前面の巨大描影装置(モニタ)に釘づけだ。

 

〈アマテラス〉と(マガ)()(オニ)との戦いを食い入るように見ている。

 

(初の実戦で……自分の手足のように機体を操っている……信じられん……この三年、誰一人として動かせなかったというのに……)

 

 そもそも〈アマテラス〉が自ら封印を破り、ヒミコの元まで転移したこと自体が異例中の異例なのだ。

 

 アレが黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)のほとりから発見されて以来、そのような明確な()()を示したことなど一度たりとてなかった。

 

「あれが……神託に選ばれし巫女」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ