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幻葬鬼譚 ~神話ヲ殺ス少女タチ~  作者: K. Soma
第九話 幻想の花/背負った命

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23

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

(数秒前)

 同日 同刻

 /逆具象化空間内

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

 

 その実、ヒミコ自身にも何が起きたかがわかっていなかった。

 

この神体(〈アマテラス〉)のチカラは、こんなものじゃないもん』

 

 ハクのその言葉と同時に、ヒミコは闇へと沈んだ。

 

 闇――いやさ違う、鬼門(キモン)だ。

 

 突如として大地に広がった漆黒の染み。自分はその中へと落ちたのである。

 

 闇を抜けた先には()()()()が広がっていた。

 

 逆具象化空間。よく覚えている。以前にルリカと共に()らわれた。

 

 ここではヒミコが〈アマテラス〉に、〈アマテラス〉がヒミコへと入れ替わる。

 

 突然の転移に驚く暇もないまま、今度は白い空間の中で再び漆黒の染みが広がった。

 

 ――わかる。

 

 本能で、わかる。

 

 この黒い扉を抜ければ、人の世に戻れるのだと。

 

 これは〝こちら〟から〝あちら〟へと繋がる鬼門なのだと。

 

 だからヒミコは迷わず飛び込む。

 

 しかしその刹那(せつな)()()()()()()を目にした――いや、目にした()()()()

 

(ツララ……⁉ それに……シズクとクレハ⁉)

 

 かつての仲間。()番隊の巫女たち。

 

(コハク姉、メノウ姉……御頭(おかしら)ッ‼)

 

 通称〝死ノ巫女〟。

 

 彼女らがまるで死人(しびと)のような生気なき(まなこ)でヒミコを見ていた――()()()()

 

 ………。

 

 ………。………………。

 

 ………。………………。………………………。

 

 ……いや、やはりソレらは極限状態が見せた幻想(マボロシ)かもしれぬ。

 

 ヒミコはすぐにそう思い直した。

 

 ――何故ならば。

 

 そこには()()()()()

 

 ()()()()()()()()()()()

 

 マユリとサユリに……そしてハザマを()いていたのである。

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