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同日 同刻
/結界封印都市ヒモロギ
ツクヨミ 対鬼戦闘司令本部 中央管制室
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「……?」
ミヅキは訳もわからず前面の巨大描影装置を凝視していた。
いない。
どこにも――いない。
〈アマテラス〉が。
「あの夜と、同じだ……!」
隣でシマメがポツリと呟く。
しかし、ミヅキにはその意味するところがわからない。
――当然だ。
いなかった。
あの夜、ミヅキは現場にこそいたものの――ここにはいなかった。
「ほ、報告します」スズが前と同じく震える声で述べた。「第一塹壕付近で巨大な転移反応……極めて鬼門形成に酷似した信号が検出されています」




