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同日 夕方
/結界封印都市ヒモロギ
ツクヨミ 対鬼戦闘司令本部 第二格納庫
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〈アマテラス〉とは異なり〈サグメ〉の格納庫は地上に設けられていた。
元々は〈ウズメ〉級の複数機運用を想定し建てられているため、それより一回りも二回りも大きい〈サグメ〉では一機入っただけ空間がカツカツである。
「あらヒミコ」ユイナは入口付近に積まれていた輸送容器に腰を下ろしていた。「会いに来てくれたの?」
「……まあ、そういうことになるな」
「ふふ、うれしい!」ユイナが容器から降りてヒミコに駆け寄る。「ねえ、もう夜ごはんは食べたかしら? まだだったら一緒に行かない?」
咲き誇る満開の花のような笑顔だ。眩しいばかりにキラキラと輝いている。
とてもこれから――死に行く者の態度とは思えない。
「~~っ、お前!」その顔を見て、ヒミコは何故だか無性に腹が立った。「わかってんのかよ! これから自分が何をするのかが!」
先にミヅキらが発案した作戦。
砕けて言えばこうである。
ユイナが囮となり敵の第一射を誘導。
その後、第二射が来るまでの間にヒミコが鬼を討つ。
無論、第一射でユイナが生き延びる保証などどこにもない――。




