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闘ノ月、恵ノ週、優ノ日 午後
/結界封印都市ヒモロギ
ツクヨミ 対鬼戦闘司令本部
医療棟 特別治療室
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やはり、最悪の気分で目が覚めた。
あの夢。
肆番隊の皆が殺され――そして自分だけが生き残ってしまった夢。
……気のせい、だろうか。
ヒモロギに来てからというもの、この夢を見る頻度が増している。
まるで。
この地で散ったかつての仲間たちの念に引き寄せられているかのように――。
「………。………………。………………………。」
布団から起き、自身の身体を点検するヒミコ。
ここは医療棟だ。そこで寝かされていたということは……鬼との戦いに敗れた。
そうに間違いない。
施された手当と現在の回復具合から逆算するに、おそらくは三日ほど意識を失っていたのだろう。
――これ以上ないほどの醜態だ。死んでいった仲間たちに合わす顔がない。
「あ」と、そこへ。「起きたのね」ユイナが入ってきた。
手には替えの包帯やら何やらを抱えている。
もしかしたら手当をしてくれていたのかもしれない。
本来なら礼の一つでも言うべきだろう。
だが今はそれよりも、
「……あれからどーなったかを教えてくれ」
状況を知らねばならない。
再びあの敵と戦い、そして――今度こそ討ち取るため。
苦い敗北の経験はヒミコの闘志と殺意を一層激しく燃え上がらせていた。




