第40話 掲示板回&おまけ?
46 名前:名無しの探索者
音梨くんが探索者殺しを倒したって本当?
47 名前:名無しの探索者
マジだよ
ネットニュースにもなってる
48 名前:名無しの探索者
れなちゃんや真白ちゃんを徹底的に痛めつけたんだっけ?
探索者殺しめ、ざまぁみろ
49 名前:名無しの探索者
胸糞だったからスッキリしたわ
50 名前:名無しの探索者
でも、探索者殺しって全員殺されたんだろ?
しかもやったのが音梨くんっていう
51 名前:名無しの探索者
つえー……さすが音梨くん
52 名前:名無しの探索者
やっぱ音梨くんってすげーわ
53 名前:名無しの探索者
二人にとってのヒーローってコト???
54 名前:名無しの探索者
盛り過ぎだろって一瞬思ったけど
そんなことねぇわ
55 名前:名無しの探索者
後、現場には謎の幼女もいたとか
56 名前:名無しの探索者
幼女!?(ガタッ)
57 名前:名無しの探索者
落ち着けよロリコン
58 名前:名無しの探索者
でも、その幼女ピンピンしてたんだろ?
音梨くんは気絶してたのに
59 名前:名無しの探索者
えぇ……(ドン引き)
幼女強い
60 名前:名無しの探索者
幼女先輩だぞ
崇めよ
61 名前:名無しの探索者
お前らロリの話ばっかしすぎだってw
62 名前:名無しの探索者
ぺろぺろしたいめう
63 名前:名無しの探索者
誰も音梨くんの話してなくて草
彼も大変だったのに
64 名前:名無しの探索者
出血多量と魔力欠乏だっけ?
オマケにれなちゃん達も入院してるし……
65 名前:名無しの探索者
それなー
66 名前:名無しの探索者
大変なのは分かるけどさ
殺ったのは事実なんだろ?
67 名前:名無しの探索者
仕方ないよ
探索者殺し相手に遠慮してたらこっちが危ない
68 名前:名無しの探索者
警察でも何でもない、ただの探索者だしな
69 名前:名無しの探索者
ただの……?
70 名前:名無しの探索者
”規格外”にしません?
71 名前:名無しの探索者
お、オトプロのSNSが更新されてる
72 名前:名無しの探索者
ま?
73 名前:名無しの探索者
どれどれ
74 名前:名無しの探索者
・音梨くんは正当防衛が成立
・諸々の事情を考えて、三人とも配信はお休み
・全員無事だよ
・だからあんまり心配しないでね
(添付された写真には
病室内でピースをする笑顔の三人が)
75 名前:名無しの探索者
無事かー
76 名前:名無しの探索者
よかったよかった
77 名前:名無しの探索者
三人ともめっちゃいい笑顔だな
78 名前:名無しの探索者
元気そうで何より
79 名前:名無しの探索者
暗い話に一筋の光が……!!
80 名前:名無しの探索者
マジで最近、探索者殺しばっかで鬱だったんだわ
たすかるー
81 名前:名無しの探索者
わかるわー
どこ見ても暗いニュースしかないし
明るい話題をもっとくれー
82 名前:名無しの探索者
あ、最近二十三歳になりました……
83 名前:名無しの探索者
おめでとう
84 名前:名無しの探索者
おめー
85 名前:名無しの探索者
ええやん
86 名前:名無しの探索者
若いっていいねー
87 名前:名無しの探索者
こういうのでいいんだよ
88 名前:名無しの探索者
もっとよこせ
もっと
89 名前:名無しの探索者
そいや、最近ネコ耳美少女を目撃したって情報が……
90 名前:名無しの探索者
ネコ耳!?
91 名前:名無しの探索者
バニーか!?
92 名前:名無しの探索者
にゃんにゃんしてきたああああああ
93 名前:名無しの探索者
もしかして亜人?
94 名前:名無しの探索者
耳は本物っぽかったし、きっとそう
なぜか一人だったし
95 名前:名無しの探索者
え、一人だったの?
96 名前:名無しの探索者
まさかのソロ!?
97 名前:名無しの探索者
ソロでも素材収集メインの探索者とかいるしな
亜人なのは珍しいけど
98 名前:名無しの探索者
うわーみてみたいなー
配信とかやってくんないかなー
99 名前:ジュエルナイト
我も気になるな
100 名前:名無しの探索者
サラッと出てきて草
101 名前:名無しの探索者
今日はいないなーとか思ってたら
ジュエルナイトさんやっぱいたか
102 名前:ジュエルナイト
我は発言しなくても、割といるぞ
103 名前:名無しの探索者
ROMりたくなる時もあるよね
わかるわかる
104 名前:名無しの探索者
ま、今後に期待しましょうや
――――――――――――――――
「……計画は順調か?」
「はい。テスト起爆用の爆弾も設置完了しています」
「実行は一週間後だ。大事にしない為にも、爆破は最小限に抑えるように」
「心得ております」
二人きりの執務室。
極秘に進めている例の計画は、私と執事含めて数える程しか知らない。
㊙と書かれた紙を取り出し、詳細な手順について確認を行う。
「岩松ダンジョンの奥地にて、高純度の魔素爆弾を設置。起爆後、ダンジョンブレイクが”人為的”に発生する為、我々の試験部隊で討伐……」
「訓練は十分に終えています。失敗する事はほとんどないかと」
「相手はモンスターだ。予想外のことが起きてもおかしくはない」
「……そうでしたね」
モンスターは生き物。
突然我々の知らない行動を起こしても、なんら不思議ではない。
あの時もそうだった。
「十年以上前か……あの時、”起こしてしまった”ダンジョンブレイクを、まさか利用する事になるとはな」
「失敗を糧に成功を掴む……よくおっしゃる事ではないですか。素晴らしい信念だと思いますよ?」
「褒めても何もやらんぞ」
「報酬は十分もらっています。それでは、私も仕事がありますので」
「ご苦労」
有効活用できる物は使わねばならない。
例え犠牲の上で成り立つことだとしても、長き発展を目指すなら必要なこと。
世間というのは、何かが起きてから始めて理解をするのだから。
「では、成功を願っております……"音梨様"」
音梨家の当主として、私はこの計画を成功させる。
これにて一章完結です。
一章では音梨くんを始め、二人の姉妹を掘り下げた感じの内容でした。
二章からは、一章でちょろっと触れられていた音梨くんの実家が出てきます。
なんだか不穏な匂いがしますが……果たして。
あ、ネコ耳美少女もいるよ。
今後もぜひよろしくお願いします!!




