表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

可愛すぎる私の婚約者

可愛い過ぎる私の婚約者 婚約者とヒロインの迷走2

作者: はるあき
掲載日:2019/07/10

なぜ?なぜ?なぜ?????

あの時は、それしか思い浮かばなかった。

意地悪はされていた。

ゲーム通り、拐われそうになった。

けど、ティッオ様たちはイハヤタカ侯爵(あくやく)令嬢の関与を否定する。

それも絶対違うと全面否定。

それでは、ゲーム通りに行かない。

エドヴォルト様のルートにならない。

だから、中庭に行った。

イハヤタカ侯爵(あくやく)令嬢が無理矢理レオンクラウド様を誘い、中庭を散歩するはずだから。

イハヤタカ侯爵(あくやく)令嬢が転生者だったらどうする?

不安はある。

転生者でもある程度ストーリー通りに動いているだけだから、大丈夫、どうにかなると思っていた。

「あ、あの、私はティッオ殿下と親しくしておりません。」

そう言われた時は、びっくりした。

従兄弟でしょ、悪役令嬢でしょ、そんなことウソに決まっている!!

レオンクラウド様の同情を引かなければならない。

私は泣き出した。

「ティッオ殿下と私は確かに従兄弟ですが、()()()()の私は嫌われておりますわ。」

えっ?なんて言った?

「ぜんせ?前世持ち?転生者?」

やっぱり同じ転生者だったんだとしか思わなかった。

邪魔をしている悪者としか。

イハヤカタ侯爵令嬢がティッオ様に嫌われているという言葉は、頭の中に残っていなかった。

数日後、父のシャリーブロン子爵と一緒に呼び出された。

学園の応接室には、レオンクラウド様と婚約者(あくやくれいじょう)が座っていた。

レオンクラウド様の問いを父が必死で弁解している。

自分の娘がヒロインなんて認められないのだろう。

この国に来ていたワナミタ国のルミ殿下というお婆さんが、乙女ゲームをバラしていったらしい。

お婆さんは年寄りらしく大人しくしていたらいいのに。

あれ、レオンクラウド様の様子がおかしい。

このまま話が終わってしまえばいいのに。

「そ、うかな・・。わたしは、なんども、ぎかいで・わだい・・に、しよ、う、と・・・。」

話もまともに出来なくなってきている。

この調子で・・・。

なんで持ち直すの!!

あの婚約者は、何なの?一瞬でレオンクラウド様を元に戻してしまったじゃない!!

転生者の力?そんな力あるの?私には無いのに!

追い詰められていく。

このイハヤカタ侯爵(あくやく)令嬢のせいで。

許さない。許さない。許さない!!

「何故、ゲーム通りに進まないか教えてあげようか?」

そんなのイハヤカタ侯爵令嬢(このおんな)のせいに決まっているじゃない!

「努力しなかったからだよ。ゲーム通りに進めるのに一生懸命で、この世界で生きていく努力をしなかった。」

なにそれ。私は、この世界のヒロインなのよ!!

ゲーム通りに進むに決まっているじゃない!

なのに何故?何故?うまくいかなくなったの?

ワナミタ王妃(ルミでんか)曰く、ヒロインは『善人』なんだ。」

ゲームのヒロイン?ヒロインは、私よ!

「思惑などなく何事も一生懸命に生きている。成績が悪ければ、いい点数が取れるように勉強をする。ダンスが下手なら上手になれるように練習する。」

思惑?推しに会おうとすることは悪いことなの?

一生懸命?ゲームではヒロインは頑張っていた。嫌がらせをされても実力で認めてもらおうと・・・。

「ゲームのヒロインは、攻略対象者と恋するためだけに学園に来ていなかったはずだ。」

ヒロインは勉強出来ることに喜んで・・・、今までは勉強出来なかったから・・・。

私と違う。ヒロインと私は()()()

「そんな、私はヒロインじゃないというの。うそよ。そんなの。ここは『月明かりのワルツ』にそっくりなのよ。」

名前もストーリーも同じだったわ。私がヒロインじゃないって有り得ない!

「あんたのせいよ。あんたがレオンクラウド殿下に告げ口したんでしょ。悪役令嬢マリークライスを失脚させたのもあんたでしょ。」

イハヤカタ侯爵令嬢(このおんな)が何かしたに決まっている!

レオンクラウド様に大切そうに庇われて、本当なら嫌われているはずなのに!!

「あなたは、何故、そんなにゲームに拘るのですか?」

静かな声が聞こえた。

「私がヒロインだからよ。」

はっきり答えてやる。

「ヒロインだから、何をしてもいい?当たり前?ゲームの世界だから許される?みんなこの世界で必死に生きているのに!」

それが何?みんな私の引き立て役のハズよ!

「あなたのせいで、何人もの女性が泣いています。攻略対象だか何だかしりませんが、婚約者の様子が変わってしまって。」

それがストーリーだから仕方がないんじゃない。

「ヒロインだからって全て許されると思っているのですか?」

「私は、ゲーム通りにしただけよ。」

当たり前でしょ。ストーリーがそうなっているのだから。

「それは、ゲームの世界だけでしょう。ここは、現実世界です。ゲーム(つくられた)世界ではありません。

助けられる人がいても、ストーリー通りだから助からなくて当たり前だというのですか?」

助けられた人?この世界のお母さん。

「そっ、そうよ。」

もし医師が側にいたら・・・、助かったかもしれない。

けど、それじゃあゲーム通りに進まない。

「私は、戦争が起きると分かっていたら、起きないようにしたい。ゲームとよく似た世界なら、その前世ちしきを生かしてこの世界を少し良くしたい。それでストーリーが変わってしまっても人が死ぬのは嫌です!」

あなたがヒロインじゃないからよ!

「それでバットエンドになったらどうするのよ!」

ヒロインなのに平凡に生きなきゃいけなくなるかもしれないのよ!

余計な知識を持っていると殺されるかもしれないのよ!

「ならないように頑張ります。」

何をどう頑張るというのよ!

「リセットボタンは無いのよ!やり直しきかないのよ!!」

()()()です。一度しかないから、私は後悔しないようにしたい。」

一度しかない?

一度しかないからストーリー通りに、ストーリー通りに進めたのよ!!

小話が思い付かない・・・。(T_T)

ヒロイン自体か小話?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ