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お風呂へ

 数分で書きました。短いです。雑です。

 あ、もう一本投稿してます。お知らせも、雑です。

 これは、転生したユウシアがまだ言葉も話せなかった頃の話だ。

「さ、ユウさん、お風呂に入りましょうね」

 母親代わりのラウラが、とても楽しそうにニコニコと笑いながらユウシアに声をかける。

「だーっ」

 何故こんなに笑っているんだろう、と不思議に思いつつも、赤ん坊らしく言葉にならない声を発しながら頷くユウシア。

 ――しかしその疑問は、すぐに解消された。


++++++++++


「だーっ! だーっ!!」

 風呂場にて。ユウシアは、ジタバタともがきながら叫ぶ。

(やめて! それだけは! それだけはやめてくれぇぇえっ!!)

 今まではよかったのだ。赤ん坊なのだし、入れてもらっていた。恥ずかしくはあったが、仕方のないことと割り切れた。でも、今は。

「そんなに反抗しないでくださいよ、ユウさん。いいじゃないですか、そろそろ一緒に入ったって」

 一糸纏わぬ姿のラウラが、同じく裸のユウシアを抱きかかえながら浴槽へ。体は既に洗ってある。

「女神のあられもない姿を見られるなんて、ユウさんは幸せ者ですね」

「うーっ……」

 唸るユウシア。絶世の美女の裸を堂々と見られて、そればかりか一緒に風呂に入れて、自分は豊満な胸の中に体を埋めていて……。精神的にはまだ二十代の身としては、否定しきれないところ。体が子供で良かった、などとも考えてしまう。……もし体が成長していたら、間違いなく反応している。

「ふふっ……ユウさん、可愛い」

「ぶふっ!」

 赤ん坊でも吹くことは出来る。いきなりそんなこと言われたら、そりゃ吹く。

「あぁもう、本当に可愛いですね……ユウさん、大きくなったら私と結婚しませんか?」

「ぼっふぇ!?」

 例えそれが変な吹き方だったとしても。吹くことは出来るのだ。

「冗談ですよ、冗談。……でも、お嫁さん候補には立候補しておきます。ユウさん、将来モテそうですから」

「…………」

 ユウシアは、あえて無言を貫いた。


++++++++++


(……と、言ったのに。ユウさんはそんなことも忘れて婚約者を作り、隙さえあればイチャイチャと……。私、今では結構本気なんですけどね)

「……ん? 今の声……ラウラ? 何か言った?」

『いーえ、なんでもありません。そんなことよりユウさん、教会に来るなんて珍しいですね』

「あぁいや、ラウラと話したくてさ。……駄目、だったかな?」

『っ……いえ。そんなこと、ありませんよ』

(もう……ユウさんはズルいです)

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