エピローグ
放課後、俺達文芸部とガーデニング部が呼び出された。とうとうどちらを創立するか決まったそうだ。
職員室に入ると、鳳が手招きをして、俺達をよんだ。
「どちらの部を創立するか決まりました」
みんなが息を呑んだ。ガーデニング部の青山は余裕そうに腕を組んでいるかと思いきや、緊張して足が震えていた。
そして鳳の口から結果が発表された。
「創立されるのは……文芸部です!」
「や……やりましたよ悪魔さん! 文芸部が……文芸部が出来ました!」
嬉しそうにぴょんぴょん跳ねながら俺の手を取りはしゃいでいる。
ガーデニング部の方は言いがかりをつけることなく、落ち込みながら職員室を退出していった。
「わかってるよ! よかったな」
「はいっ! はいっ! はいっ!」
何度も頷きながらまだ飛び跳ねている。
微笑ましそうに見ていた鳳が口を開いた。
「顧問はもちろん私。場所は特別棟の多目的室を使います。今日から活動してOKですよ!」
「あいよ」
日向が有頂天になっていて話をまったく聞いていないので、俺が代わりに返事をした。
「悪魔さん! 早速行きましょう! 私たちの部室に」
「イヤだ! 鳳、早速退部届を申請する」
「お断りします」
やんわりと断られてしまった。
「ほら。先生もこういってますよっ。行きましょう悪魔さん」
「いやだ。せめて放課後にしろ」
「えぇぇぇぇ! いいじゃないですかー」
日向は頬を膨らましながら、あきらめずに俺を説得しようとしたが、俺が徹底的に拒否して放課後まで待たせた。
そして放課後、今俺達は文芸部部室前に立っている。
「まさかこんなことになるとはな」
俺が呟いた。
「私は最初からこうなると思ってましたよ悪魔さん!」
前のように腰に手をあて、前ならえの一番前の人になっている。
「さて入るか!」
「そうですね!」
手を繋いで2人同時にドアを開けた。
これからも俺と日向は関わって行くのだろう。
一緒に笑って、一緒に泣いて、一緒に困難を乗り越えて行くのだろう。
俺と日向は新しい一歩を同時に踏み出したのだから。
今回で最終話です。
今作を読んでくれたみなさんありがとうございました。
最後の方は少しラッシュになってしまいましたが、どうだったでしょうか?
感想などをいただけるとうれしいです。
次回は人物紹介を投稿したいと思っておりますので、よければそちらもお読みください。
それではここまで読んでくれたみなさん、本当にありがとうございました。




