25話
次の日、俺は早速行動にでた。
せっかく作戦を立てても実際に行動に起こせないまま終わっては元も子もない。
「白鳥。ちょっといいか? まぁ無理にでも聞いてもらうが」
指をポキポキならしながら白鳥に話しかけた。
「それ、ただの脅迫だぞ」
白鳥は呆れながらも俺の話しを聞いてくれた。
「俺が文芸部に入部すればいいんだろ? そんぐらいなら構わないぜ」
「そうか。それは助かる。昼休みにでも日向に言ってやってくれ」
「わかった。親友に頼まれたら断れないよな。お礼はお前の身体でいいぜ!」
歯を輝かせ、憎たらしい笑顔で親指を立てた。
「誰がお前なんかに身体をやるかよ気持ち悪い!」
これで第一段階が終了した。
昼休みになった。
これから第二段階に入ることになる。
少しすれば日向が来るだろう。俺はその前に教室を出なければならない。
日向が俺を探したりしないように、アネキも呼んである。
完璧だ。
ちなみにアネキには俺の考えを一切話していない。教えるよう言われたが、言わなかった。
カバンを持って教室を出た。白鳥がこちらを向いていたが、止まらない。
行く場所は体育館裏にした。この前の青山との一件で、ここには人が来ないのを確認できたのでちょうどいい。
俺は昼休みが終わるまでここで過ごした。
放課後になった。
おそらく昼休みのことを聞きに日向が来るだろう。
俺はここで悪魔にならなくてはならない。日向の言う「悪魔さん」などではない
―――本当の悪魔に―――




