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元ヤン君と天使な彼女  作者: Rewrite
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14話

 14話


 放課後、俺と日向は職員室に呼び出されていた。


「あのね、ああいうことは止めてもらえるかなぁ?」


 俺らに注意を促しているのは、担任の鳳だ。

 どうやら教務主任も任されているらしい。


「はい……すいませんでした。私たち知らなくてつい」


 話しを要約するとこうだ。

 チラシ配りは他の生徒と近所に迷惑がかかるから止めてほしい。

 ただし、チラシを校内の掲示板に張り出すのは特別に認める。


「わかりました。今度から掲示板に貼り出すだけにします」

「そう、わかってもらえてよかったわ」


 ちなみに、この会話で俺は一切口をだしていない。

 というか、先生が俺の方を向かない。

 そんなに怖いか? 俺!?


「「失礼しました」」


 話しが終わったようなので、俺たちは職員室を退出。


「とりあえず今日は掲示板にチラシを貼り付けて帰りましょうか」


 日向が明らかに落ち込んだようすで聞いてくる。


「そうだな」


 俺はこんな言葉しか言えなかった。

 いや、それ以外の慰めの言葉を知らなかった。

 白鳥やアネキならこんな時に何かしらの慰めの言葉が瞬時に浮かぶのだろうが生憎俺の辞書にはその言葉はなかった。

 30分程ですべての掲示板にチラシを貼り終わり、俺たちは今日も帰路に着くことにする。


「帰るか」

「そうですね」


 さっきの職員室の呼び出しがよほど堪えたのか日向はあれから口数が少ない。

 俺がなにか話しかけても「はい」など相打ちを打ってくるだけだ。

 いつもならこっちが嫌なくらい話しかけてくるのにこれではこちらが調子がくるってしまう。


「帰り、どっか寄ってくか?」


 どうにか俺が出てきた気の利いたセリフはこれだけだった。

 正直行く気なんかまったくないが、でも日向の元気が出るなら少しぐらいは我慢しよう。

 最終的に俺の疲労度は減るはずだ。


「いいんですか!?」

「ああ」


 さっきまでの雰囲気はどこ吹く風、日向は一瞬で元気なった。

 今の日向にはしっぽが見える。

 なんか嬉しいときの犬みたいだな。


「なら。私、あそこに行ってみたいです!」

「あそこ?」

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