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第 5 話  一騎打ち

 ほとんど同時に由香里も跳んだ。


 空中の同一直線上。

 馬上槍試合の一騎打ちを見たような気がした。


 だが、この勝負は既に結果が見えていた。

 リーチに勝る彼女が圧倒的に有利なのだ。

 3秒後には、首根っこを捕まえられた黒い影の正体が分るだろう。



 背後から人の動く気配がした。

 振り向くと……白と黒の少女が、まだバスタオルを抱いたまま立っていた。

 何かを呟いていたが、また聞き取れなかった。



「えっ!?」


 由香里の声で戦場に視線を戻すと、不思議な事が起きていた。

 彼女の手には、だらしなく四肢を伸ばした生き物が……いなかった。


「マスター、見た!?」


 地球を救うヒーローの、変身するところを見逃したような気分になった。


 黒い生き物は、元の同じ戸棚の同じ場所にいた。



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