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孫娘  作者: 尚文産商堂
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研究所

まずはトランプについて調べてほしかったので、知り合いに頼んでみることにした。

「久しぶりじゃないか。今日はどうしたんだ」

とある研究所としかここでは書けないが、世界的にも有名な研究所だ。

受付に俺の名前を出して、彼を呼び出してもらうと、白衣のままで、いつも通りの小太りした体格の彼が現れた。

「実はな、これを調べてもらいたいんだ」

俺はトランプを袋ごと彼に渡す。

「調査費用は?」

「俺とおまえの仲だろ?」

「…そりゃちょっと難しいだろうな」

「なら、おいくら万円?」

そこまで行ったとき、ようやく彼は笑った。

「よし、本人だな。費用についてはいつも通りにしてくれよ。それと、何を調べてほしいんだ」

「全部だな。これについている指紋、DNA、唾液その他もろもろ、全部だ」

「そんなに重要なものなのか」

トランプを袋から取り出さずに、まじまじと見つめている。

「まあ、できるだけやってみるさ」

そういって、彼は研究所の奥へと戻った。

この件については、この調査結果が出ない限り、先に進まなさそうだから、いったん保留ということにしておこう。

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