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孫娘  作者: 尚文産商堂
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エピローグ

それから。

そこから見つかったのは、俺が探していた2人以外にも、何人も出てきた。

大規模な人身売買組織だったのは本当だったらしく、主犯であるラグディンは、一番奥まった事務所のところで警察に捕まった。

俺は、最後に二人を警察から引き取って、彼らの両親に引き渡した。

ただ、本当のところを言えば、ご両親は警察署へと呼ばれていて、その場で引き渡されたところに俺がいたというのが正しい。

何はともあれ、どうにかこの事件は終わりを迎えることができた。


「いやはや、大変だったなぁ」

つぶやきながら、家のソファに腰掛ける俺は、ふとした興味からテレビを付ける。

ニュースでは、国際指名手配犯であるラグディンが捕まったことについて、延々と臨時ニュース扱いで流していた。

「こればかりじゃ飽きるなぁ」

テレビを消して、俺はベランダを見た。

青い空、遊びまわる子供の声。

「ま、しばらくは平和だろうな」

次の仕事は、きっとすぐにくるだろう。

でも、今は、何もない。

俺は、この平和な時間を楽しむことにして、家を飛び出した。

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