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魔王様の回顧めもりー 1

魔王様は女の子です。

ちなみに、「はるか」と読みます。が、魔物さんたちには「ユウ」と呼んで貰います。

理由は後ほど!

こちらの世界に来た時の事。


その時、私は高校生でした。

中学の時は真面目一直線でしたので、どうしてもサボりをしてみたかったのですよ。

素敵なロマン!高校生だからこその価値があるってもんです。多分。

健康なのに、保健室のベッドを利用する。

ずっとやってみたかったのですよ。

てわけで、イキイキと保健室に入室しようとしました。


するとボールが二つ飛んできて、同時に両方あたり………今考えると、悪意しか感じられませんね。





そして目を開けたら、森の中でした。


なんてことがあるわけない。


実際は、目を開けたら水中でした、だ。

詳しく状況説明すると、私in水中。つまり私の異世界トリップの最初では、溺れかけてた…というか溺れたのです。



◇こんにちは異世界。着地点て大事だと思う◇


普通、異世界トリップしたら神殿とか森の中だと思います。

しかし…水中。足すらつかないってどういう事でしょう?

ちなみに私、泳げないんですけどね。

息継ぎが出来ないので、バタ足で行ける所まで泳ぎましょう。

…………溺死って、一番苦しいそうなので、マジで遠慮したいから死力を尽くして泳ぐ!

つーかさ、溺死が嫌だから海とか川から離れたところに居を構えたのに、何故溺れにゃならんのかね畜生!


この状況に陥らせた原因の奴マジで殴る!

肉体のみならず精神も攻撃してやる!

『心をヤスリで抉るようだ』と、友人に言わしめた私の嫌味をおみまいしてあげようかねぇぇぇぇぐぶふぉおおお!!!




「…アンタ、大丈夫か?!」



いきなりザっパーンと体が浮き上がった。

こんにちは空気。O2大好きだよ。

人間て陸上生物だよね。あぁ、空気がおいしい大気圏万歳!


あーもーさっきから水滴が流れてるよ。

さっきまでいた水か涙か判らない。

が、とりあえず空気愛してる。




「おーい」


「…はいっ?!」


なんだどうした誰だ。

いきなり声が聞こえたので声が裏返った。

声のする方を見るが、いない。

下を見ると、木のボートだ。

誰かが載せてくれたらしい。


「えーと、大丈夫か?」


「?……もしかして、助けてくれた?」


「一応。溺れてたみたいだし」


姿の見えぬ者との会話。

シャイなのか?

声の感じからして、若い男の子の声だから純情ボーイなのかもしれない。


どちらにしろ、



「助けて頂きありがとうございます。

しかし…顔を見せてもらわないと、お礼が言えないんですけど……」



純情なのは判ったから、お姉さんに顔を見せてくれよ。

異世界=美形わんさか

っていう公式の成り立っている私に、顔をーーーー!



ははは。終わるかなぁ?


お気に入りありがとうございます!

とても嬉しいです…はぅ

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