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接触

よみずらいと思いますがすこしでもおもしろいと思っていただけるように

努力していきたいと思いますmcm

「2人はお店の中に隠れていてください」

切迫した表情で慶介と咲に指示をだす佐上は扉のほうへ向かって歩いていく。

「どうするんですか?」

慶介の問いに佐上は迷わず言う。

「もし扉を叩く男が鍵を狙っているとわかったら迷わず裏口から逃げてください。私のことはかまわずにで大丈夫ですから」

そう微笑みながらいう佐上の覚悟に2人はただうなずくことしかできなかった。


なにをいってもこの人の意思を変えることはできないんだろうな・・・・

慶介は心のなかで思い留めた。なら自分で動けばいい・・・自分なりの覚悟を決めていたからだ。

「慶ちゃん・・・」

咲の顔も覚悟を決めていると悟った。2人の意思は1つになって思い動くことに決まった。


「いま開けます」

佐上は扉の鍵を開けた。

そこにたっていたのはスーツを着た痩せ型の男。にこやかに笑う表情のなかに暗い暗い表情をもちあわせながら・・・

「こんにちわ。失礼ですが佐上玲子さんでよろしいですか?」

にこやかに相手を警戒させない話かたで佐上に問いかける男。

「そうですけど。どちらさまですか?」

「失礼。私はこういうものです。」

佐上は相手がだした名刺をみた。驚きもしたが表情にださずに問いかける。

「赤星さんですか。政府の方が私になんの用事でしょうか?」

「実はですね。ある探し物がありましてね。単刀直入に言いますと鍵ですよ鍵」

雰囲気が変わりはじめた。相手を見下すように、心の奥まではいりこんでくるように。。。

「知りません。まずなんで私のところへ?人違いではないでしょうか?」

相手に流されないように佐上も冷静に対応するように心がけた。

「それがですねぇ。ある方におしえてもらったんですよぉ。親切な方でねノートまでいただいてしまって」

「知りません」

心の動揺を見せないように佐上の口調も変わらず冷静だった。

「ふむぅ。そうですかじゃこれみていただければ思い出してくれますかね」

赤星は鍵をとりだした。不思議な力をこめた鍵を。

「知りません。そのような鍵ももっていませんので。お引取りください。」


「ただでかえるわけにはいきませんので。立場上、手荒くすることも許されております」

じっと佐上の目を見つめる赤星に佐上は目をそらさずじっと構えている。

「それはおどしですか?なにも知らないと事実を申し上げているだけなんですけど」


「そうですか。ここでの話じゃラチがあかないので一緒に来ていただけますか?」


「断ると申し上げたらどうしますか?」


「力ずくというかまぁもうめんどくさいのでこれですこし痛めつけますね」

さっきまでの微笑みとは違う、闇を潜めた微笑をうかべて赤星は佐上に鍵をむけようとする。


「その鍵は、望月さんがもっていらした鍵ですね。力は幻術でしたか。相手に鍵をむけることによって

幻術をみせられると」


「認めましたね。いきなり鍵の話をするのも不思議ですが。ますますあなたから話をきかなければなりません。」


鍵を佐上に向けた赤星に、真横から人が飛び出してきた。

赤星はとっさに真後ろへよけ飛び込んできた人物を目にする。若い女性だった。

「あなたはいったい・・・」

言葉を言い終えることもなく、赤星目の前にいきなり飛び込んできた若い男性に蹴り飛ばされた。

「ぐっっうう」


反応できなかった・・・通常では考えられない動きに加えての重さのある蹴りに赤星はすこしの間

うずくまってしまった。

なんとか前をみると佐上玲子の手をひいてさきほど飛び出してきた男女2人が裏口へ向かうのが見えた

追おうとしたもののダメージが残る体は立ち上がることだけしかできなかった。

真後ろから自分の名前を叫びながらよってくる男。


「大丈夫ですか赤星さん。しっかりしてください」


「私は大丈夫です。裏口からでていった人物を追いなさい!若い男女に20代後半の女がひとり」

「多少痛みつけてもかまいません1人でもいいから捕まえてきなさい!!」


普段見たことがない赤星の表情に困惑しながらも忠実に赤星の指示に従う佐治。

裏口へかけていき2人を追い出した。


「話を聞いたら用なしだな・・・・」

椅子に腰掛ける赤星は感情も感じ取れないほどの無の表情の中で残酷な残酷な思いをつのらせた。


「ハァハァハァ・・・もっと遠くへ」

女性2人のペースのためスピードがだせない慶介。


「わたしを置いて2人でお逃げくださいと言ったはずです。鍵のことをあなたたちにきこえるように話したのは今後のためにしたことなのに」


「はじめから決めてたんです。佐上さんを置いていかないと。」

咲は走りながら佐上へ思いを告げた。佐上も薄々分かってはいた。2人の行動を。


「おいっまて」

後ろからスーツを着た男が追ってきた。さっき店にいたやつじゃないと慶介は思った。

そして立ち止まった。


「2人は先にいって携帯で連絡しますから。おれはあいつを止める」


「ダメよ。いまは一緒に!!」

佐上の問いかけも耳に入らない慶介に咲は静かにうなずき。


「絶対に連絡してね。待ってるから」


「おう。佐上さんはまかせたよ」

笑顔で咲に言葉を発する慶介の顔は男らしく咲には写った。


「佐上さん行きましょう!はやくっ」


「でも・・・」

戸惑う佐上の手を無理やりひっぱり走り出す咲を見送り追いかけてきた男と対面する。


「お前か赤星さんに手を出したのは。一般人が政府の人間に手をだすとはわかっているのか」

言葉に凄みをもたせて慶介を威圧する佐治。


「あんたたちはなにしに来たんだ?無理やりつれてこうとする方がおかしいと思うけどな」

ひるみはしない慶介に佐治は覚悟を決めた。


「一般人には関係のないことだ。力ずくで連行しても言いと言われている。おとなしくしろ」


「じゃおれも力ずくで抵抗させてもらうよ。信用できねぇんだよあんたら」


「子供はおとなしく言う事きいてりゃいいんだよ」


そう言い佐治は慶介に向かい走り出した。

咲と佐上は住宅街を疾走し、 慶介は鍵を握りしめ 佐治は鍵の力を知らぬまま飛び掛り

赤星は立ち上がり歩き出す。 動き出した物語は止まる事をせず突き進む




読んでくださりありがとうございます。

ようやく鍵の力を使いだしたかなっとw

これからはどんどんそういう場面も増えていくと思います。

はじめて小説を書いたのでよみずらいとは思いますが読んでくだされは幸いです。


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