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全身戦隊ゼンタイジャー  作者: まとら 魔術


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ACT.3

 朝のHR──侵入者はスカートでやって来た


「みなさん、今日からこのクラスを担当する保健体育の非常勤講師、結城レイナ先生です」


 担任が紹介したその女は、明らかに“浮いていた”。

 腰まで垂れた黒髪、口紅は血のような赤。そして何より──制服顔負けのミニスカート。


 膝上30センチ。生脚に見えたが、よく見れば極薄のヌーディカラータイツを履いていた。

 “タイツに見えないタイツ”──それは明確な挑発だった。


「……おはようございます。脚を見るのは、正しいことです。男の子も、女の子も」


 教室がざわつく中、レイナは薄く笑った。

 その視線が、ユヅキ、スイ、ナツミ、マリア、レンカの脚に――明確に向けられていた。


 昼休み──タイツ解放運動


「生脚って……アリかもしんないね」


「なんか、タイツってダサくね?暑いし蒸れるし」


 レイナの指導で、“ミニスカ+肌色タイツ+ガーター”という新たな流行が一部女子に広がり始めていた。

 制服のタイツ義務は継続中だが、生徒会が“タイツの種類を自由化する方針”を検討し始めたという噂もある。


 マリアは、金のタイツ脚で机に腰を乗せ、組んだ脚を揺らす。


「何よ、“見せかけのタイツ”なんかで可愛いアピール?甘いわね。本物の羞恥は、この密着感の中にしかないのよ」


 スイが頷く。「でも、このままじゃ……タイツが“脚フェチ用の飾り”にされてしまう」


 放課後の調査──保健室、開かれた脚


 5人はレイナの周囲を調査するため、保健室へ向かう。


 そこでは──数人の女子生徒が、ベッドに寝かされていた。タイツ姿の脚があらわに突き出されたまま、マッサージ機のような機械に挟まれている。


「これ……タイツ越しに、“快感”を流し込んでる!?」


 レンカが歯噛みする。

 ナツミが生徒の脚を見て目を見開く。「やっば……太もも、赤くなってる……!」


 そのとき、レイナが現れる。


「タイツは、人間の弱点を包む布。だからこそ、そこに集中してあげるの。気持ちよくしてあげれば、タイツを脱がなくてもいいと思うようになる」


 彼女は黒のミニスカートをひるがえし、ガーターストラップをゆっくりと指で撫でる。


「全身包むなんて、野暮よ。……あなたたち、いつまで“真面目”なタイツを履いてるつもり?」


 ⚠敵の正体──タイツブレイカー・レイナ


 変身するのは教師の方だった。


「変態教師──じゃなかった、怪人かよっ!!」


 ユヅキが叫ぶと同時に、レイナの全身がうねる。

 スカートが弾け飛び、ガータータイツの下からタイツブレイカーのスーツが露出。

 爪のような布切れの触手が、空間を裂いた。


「タイツを……裂け! 羞恥は……解放される時が一番美しいのよ!」


 変身──羞恥に勝て


 5人が前に出る。


「全身装着、ゼンタイレッド!!」

「ゼンタイブルー!!」

「ゼンタイグリーン!!」

「ゼンタイイエロー!!」

「……ゼンタイブラック」


 脚から始まる光。タイツが全身を這い上がり、恥ずかしさが誇りに変わるその瞬間。

 教室のガラスが震え、生徒たちの視線が一斉に彼女たちの脚へ注がれる。


 クライマックス──布と布の攻防


「貴様らのタイツなど、所詮は恥じらいの殻!裂ければ、ただの布よ!」


「裂けるかよ!」


 ユヅキのキックが火を吹き、濡れたタイツの腿が高速で唸る。


 だが、敵の布触手がイエローの太ももに絡む!


「んんっ、ちょ、やめ──ッ!!く、くるしっ……!」


 マリアのタイツが引き裂かれかけ、白い肌が一瞬、覗いた。


 スイが走る。「離してっ!!これは、私たちの誓い……ッ!!」


 青い布が風を裂き、触手を切断。仲間の脚を、タイツの誇りを、守るために。


 ラスト──スカートは自由、でも脚は誇り


 怪人は撃破されたが、“ミニスカOK”の制度は残った。


「スカート穿いてもいいけどさ、タイツだけは、脱ぐなよな」


 ユヅキが後ろの生徒にそう言うと、皆が頷く。


「だって、私たちの脚は、晒すためにあるんだから……!」

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