表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【プロットタイプ】ブランド

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

最期の一文が書きたくて、書きました。

自慢と言われても、後悔はありません。

『ブランド』という言葉を聞くと、紳士淑女の皆様は何を思うだろうか。やはり高級志向?

其れも理由の一つだろう。けれども本質に帰して見ると、其れは大筋の一部でしかないのである。大手チェーン店の商品だって、立派なブランドなのだから。

だから今日はブランドの話をしよう。


鏡花は身に纏うもの、日頃使う物に対しては、『お眼鏡に適えば良い』というタイプの人間なので、一つの物に対して数万を掛ける事は少ない。

が、財布だけは例外だった。しっかりとした分厚い革製の有名なブランド品。其れを俺と結婚する前から、使い続けている。少し……意外だった。彼奴は守銭奴なところがあるから。

「んー? 財布? 別に珍しいものではないよ。店内は息が詰まる程だけど、御客はそれぞれ。そりゃ『推しですっ!!』って固めてくる人も一部でいるけど、公園の道で擦れ違う人々が殆どだし」

せっせと鞄の整理をしている時に、俺が財布の話をすると、そう呆気らかんと帰ってきた。

あまり気にしては居ない様だった。其れがさも当然であるという様に。

「あとやっぱ丈夫なんだよね。鞄の出し入れ激しくても寄れないし、壊れないし。…?高い金を払ってるのだから」

そう言うと、俺の掌の上に愛用の財布を置いた。何年になるかは知らないが、確実に三年は経過している。それでも新品同様、しっかりとした硬い艶がそこにはあった。

「まぁ、高いからブランドって訳では無いか」

「そうだよ。私達がしょっちゅう目にする〇〇〇とか△△△とかの大手チェーン店。あれもブランド。ブランドという『信頼』の元に私達は取引をしているんだ。

『この店ならば大丈夫だろう』、『おかしな事態にはならないだろう』そう言った信頼の元で、売り買いをしている。だから問題が起きると容赦なく炎上するじゃないか。

人間、信頼を失った時が一番怖いのだから」

「では、その財布が一ヶ月駄目になったら」

「貴様、財布界の武将であろう!? 本を包むシュリンクじゃなかろう!? ちょっとぶたれたぐらいで喚くんじゃねぇ!!

と、旅行先のシャンプーが合わなかった時、自分の髪に叱咤する様に叫ぶかもー」

ブランドと聞くと、高級志向ってイメージがあると思います。其れも一部分は正解な気がします。

でも本質的にはやっぱり『信頼』じゃないかな。


お祭りの屋台、ちゃんとした店舗があって、そこが屋台を出してる方が安全。と言うではないですか。

これには訳があるのですが、あえて言いません。


何故安全かって言われたら、やっぱり『社会的信頼』。

『おかしな事しないだろう』、『これが崩れたら至る所で炎上するだろう』、『痛手半端ないだろう』。


この信頼こそが、多分ブランドの価値。

『何入ってっか分かんねんなぁ!!』と、疑心暗鬼になる%が低い。


高い金出すんだから、元を取りたい。絶対取りたい。

でも何処かのブランドの使用者のお言葉、

『あのね、海外セレブってその靴で何時間も歩くの? 歩かないでしょ? だからデザイン性に振って、脆いんだよ』

其れを聞いた時の私。


『丈夫であれよ!! 戦国武将の如く!! 前線で打たれたぐらいで折れるなよ!! 城に囲われている姫か!!

シュリンク(本を包むビニール)ちゃうねんぞ!!』


という言葉が書きたくて書いた話。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ