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白百合騎士団の騎士団長3
「あ、カレン様!お疲れ様です!」
カレンと呼ばれた女騎士は自分の団長室の前で、子供の様な姿の狼のような耳を頭に生やした少女と出くわした。
「コリン、まだ残っていたのか。」
「カレン様が戻るまで武具の手入れをしておりました!」
コリンと呼ばれた少女はビシッと敬礼をする。
「...そんなに私と帰りたいのか?」
「当然です!カレン様は、私の憧れですから!」
女騎士の前で少女は再びビシッと敬礼をした。カレンは微笑み、彼女の頭を優しく撫でる。
「そうか。少し待っていてくれ。すぐ戻る。」
「かしこまりました!」
コリンは再び左手でビシッと敬礼をした。