⑦慣れとは反応速度とは
そのようなことに慣れる鍵として、必要なことは、兎に角、一気に書き続け、連載するという感覚に書き手の感覚を一致させることが重要なように思います。……つまり、今までのように一作一作独立させるような投稿で自らの感覚を切っていく波の扱い方ではなく、持久走を走るランナーのように、連載~連載終了までの丸まる一本を書き終えて初めて集中を切る、という感覚の波に調節出来るよう自らの状態をコントロールする(息を長く保つ)という要素が重要なように思います。……それはある程度、環境で自らの意識を散らさないという要素も重要ですが、一番重要なのは、継続させる息遣いを覚える、という浅い波の切り方、にあるように思います。
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……人が呼吸をするとき、必ず息継ぎをするでしょう?観察をすると解ることですが、その息継ぎのタイミングは人によって違い、それは個々様々な形があります。浅い呼吸の人もいれば深い呼吸の方もいるし、鼻呼吸、口呼吸の方もいます。体調のよしあしでも変化するものでしょう。……けれど、過呼吸にならない限り、赤ん坊で生まれ落ちた時産声を上げた時から人は、呼吸することを失敗などしません。自然に自分なりの呼吸を身に着け問題なく操っています。
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書くこともそれと同じです。言葉とは音、文章とはリズムと音が組み合わさったもののようなものです。リズムは、呼吸での息継ぎのタイミングのようなもの。呼吸のリズムが崩れれば人は変な心地になるでしょう。表出するタイミングと息継ぎのタイミングがずれる投稿なんて、変な心地の最たるものです。だから、リズムを崩し、変に投稿があいてしまう。
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そのことを理解したなら、行うこと、行えることは一つです。『投稿のリズムと自らのリズムの切れ目をぴたりと合わせるか、こちらのリズムの切れ目に合わせて投稿するか』
どちらでも構いませんが、自分が心地よいタイミングを自らに覚えさせるまで(慣れさせるまで)時間は必要でしょうが、それを見極められれば、少なくとも、投稿が途中で止まる危険性はほぼなくなるでしょう。
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そのタイミングの見極めを自らの呼吸と身体に刷り込む為に、書き続けることが重要だと私は自らに提示しました。
呼吸を切り、ゴーサインを出すのは自らなのだから。




