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 ……では、反応の成熟という目で見れば、どのような違いがあるでしょうか……。直ぐに反応を観れる状況に置かれた受け手の方々は、直ぐにレスポンスが返ってくる状況に満足して、直情的な感動の中に身を置きがちであり、その場での熱狂こそが大事なように思えてしまうかもしれません。そこを分析するのは、一部の批評家ぐらいでしょう。観客である受け手の方が分析までするのは特殊な例のように私は(今現時点で)思っています。


 面白かった。楽しかった。嬉しかった。


 そういった反応は、その場での熱狂に合わせて、そこまで深堀りをしないもののように思えてなりません。

 受け手が深堀りをする前に、既に目の前で変化が何通りも起こっている為、受け手は反応を深く思考する時間を与えられていないのと同じ為、深く思考は出来ないのではないかと想像致します。


 **


 では、受け手と発信者の反応をあまり知れない状況に置かれた両者の反応の成熟度はどうなっているでしょう。それは、私は(今現時点で)とても高いと考えています。何故なら、両者は相手方と直接対面して反応のやり取りをしていない分、色々と煮詰まって、片方側で思考する時間が沢山取れてしまう為、お互いを分断した状態で、図らずも反応として形に出す前に自分の反応を整理し、精査する時間がとても長く設けられているからだ、と私は、想像致します。


 **


 以上の思考を踏まえると、反応の速度が速いもの程、その反応に成熟度があまりない可能性があるのではないかと私自身は想像しています。これは、どちらがよい悪い、上か下かという話ではなく、満たされた側の欲求の処理の違いは、相手方の反応を身近にできるかできないかで変化するのではないかと私が思考しているというだけの話になります。


 ……不快に思われてしまった方がいらっしゃった場合は、申し訳御座いません。

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