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 ……こちらに来てほぼ初めて、私は、物語についてしっかり思考し、長期連載の小説を書き、その連載を何度も止めるという悩みを抱きました。


 物語というものは、……今まで私が行ってきた空想を繋げ、夢幻をふわふわと編み込んで、終わりか終わらないか解らない曖昧なものを創り上げることとは全く違うことを私は初めて思考したと言えます。


 物語を書く為には、その物語を創り上げている世界を先ず自らが知らないと難しい場合が多々出てきます。それが現実世界の話であればある程、……その物語にちりばめられているものたちは、現実に存在するものです。存在するものであるのなら、嘘を書く訳にはいきません。必要な現実には必要な世界の常識があり、確固とした現実があり、一定のリズムがあります。たとえ学生時代、ほぼ適当に過ごしていて、クラスメイトの顔を全く覚えておらず、それどころか、ほぼ記憶喪失レベルで何があったか忘れていたとしても、学校に通う年代の少年少女を物語に登場させるとするなら、避けては通れない描写でしょうし、商店街や、道路を主人公に歩かせるだけでも、現実の街には何があるのかある程度写し取ったように描写が出来なければ話になりません。知らないものの名称など山ほどあります。……何故なら、書き手は私です。……自慢ではありませんが、私は、現実などほぼ9割5分興味が無くて、無知レベルで街の物体の名称を知らなくとも、書かないと文字世界にはその物体は生まれてくれません。


 ……なんの冗談やこれは。


 私がこう、顔を青ざめても全くおかしくないと私は思います。


 ※街の詳細な地図、学校の見取り図、年間行事、クラスメイトの名簿、性格性質、担任の先生、学校はどれくらいの規模なのかふんわり~で、書けていたら、その方天才だと私は青ざめながら思います。


 見取り図の必要性を今になってひしひしと感じております。

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