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模倣魔法で異世界冒険  作者: ヘアピン
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勇者の真似して異世界冒険

僕、15歳になったばかりの真島悠似まじまゆうじは昔からモノマネが得意だった。


有名な芸能人のモノマネやプロスポーツ選手のプレー、アニメの声優の声真似など。


1度見たものや聴いたものは瞬時に真似できた。

だからだろうか、今まで過ごしてきた中で楽しいっていう感情が一切湧かない。


全て真似できてしまい、僕にとっては暇でしかない。


ネットでありふれている凄技動画を見ても、僕にとっては簡単で、退屈でしかない。


ならそのモノマネをみんなに披露するか、いやそれはないな。どうせできたらできたですぐ妬まれてしまうからだ。


現に一度だけ見せたことがある。幼稚園から海外でサッカーを練習してきたという安道っていうやつが同じ中学校の同じクラスにいた。そいつはもうプロ入り確定だとも言われて、たくさんの高校からスカウトも来ていた。


安道が急に「日曜日に学校でサッカー試合があるから来てくれ」と皆に宣伝していた。


女の子は全員行くと伝えて応援してるなどと言った声をかけていた。


俺も少し興味があったのでこっそり学校に少し遅れて行った。


試合の途中から見ただけだが、安道のプレーはかなり絶好調に見えてその試合も快勝していたの覚えてる。


女の子からは沢山の黄色い声援が送られて、そいつは笑顔で女の子に手を振っていた。


少しいけ好かない相手だと思った。


その次の日、授業の体育でサッカーをやることになった。


僕は手を抜こうかとも思ったが、周りの女子はキャーキャーと煩いし、体育の先生は上手いやつを率先して贔屓してるし、もう皆他の人なんて眼中にないような扱いをされていたのでイライラしてたのを覚えてる。


そいつとは敵チームになったが、いざ試合が始まると、確かにそいつは上手かった。だけど、開始3分で

すべてコピーしてしまった。パス、シュート、ドリブル、フェイント、体の使い方、その他全てを真似てしまい、結果試合は圧勝。僕一人で勝ってしまった。


全員唖然として空いた口が塞がらない感じだった。

安道は悲しそうな顔をしていた。

そりゃそうだよな、今まで自分が頑張ってきたことを一瞬で真似されて、さらに自分より上手いっていうんだから。


ただ真似るだけの才能ならよかったかもしれないな。

でも自分はそれ以上のことができてしまう。


その日を境にクラスから注目され、いろんな部活勧誘があったが、自分は一切興味がないので全てお断りした。


たしか、安道からしつこく勧誘が来たな。

そんな才能あんのになんでサッカーやらねぇんだ的なこと散々言われた。


仕方ないだろ、そんなこと言われたってプレーしても楽しくないんだから。



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