Gogress 3
その後、ほろ酔い気分で自宅へ帰った。
居酒屋代? もちろん割り勘。意外とかかってなくて、一人3000円ぐらい。リーズナブルだね。
「ただいま~」小声で言う。
「お帰り~」
玄関の右奥の和室から声がする。おばあちゃんの声だ。
約8畳の和室には、仏壇とベッドと文机や箪笥、TV などがおいてある。
「早かったねぇ」
「起きてた?ごめんね、寝てたら悪いと思って・・・」
「起きてたよ。先生と一緒だったのに早かったねぇ」
「うん、まあね。これからちょくちょく夜間に出かけるかもだけど。ごめんね。」
「フォフォフォ、爺さんの夜遊びに比べたら、大輔なんてまだまだひよっ子さね」
「爺さんは、豪快だったからねぇ・・」
今、俺は、自身のお祖母ちゃんと暮らしている。
暮らしてるっつーか、間借りしてる。(笑)
ばあちゃんは5年ほど前にじいちゃんを亡くして、そこから一人暮らしだ。
うちの親父が家を出てから建て替えたので、割と小ぶりの平屋建てだ。
以前は庭もあったのだが、建て替えた時にじいちゃんの希望で畑になった。
野菜作りは、今では、ばあちゃんの趣味になってしまった。
「ほぉー40にもなって、ようやく夜遊びかい。大輔は奥手なんだよ。」
「もっと早くに気づいてれば、嫁も子もいたろうにねぇ・・・」
「ばあちゃん!ちがうって!健康のために歩こうと思って。」
「なんや、そうかい、夜中に『うぉーきんぐでぇと』ってやつかい!」
「爺様とも良く夜道を歩いたもんさね」
「飲み屋でひっくり返ってる爺様を貰い受けに行ったもんさ。」
「帰り道は説教しながらだったけどねぇ。そん時だけはしおらしいんだよ。爺様は演技派だったねぇ。」
「はぁ。。。ばあちゃん、ごめんね、また、一人にするけど。」
「男の子なんだから。どんどん外に行きなさい!家は女の城、男の戦場は外だよ!」
「狩りの時間に遅れるんじゃないよっ!」
ばあちゃん・・・・・また、冒険小説読んだな・・・・はぁ・・・
「うん、わかった、もう遅いし、お休みね。」
まだ、何か言いたそうな、ばあちゃんをなだめて部屋に戻し、
玄関の左手、もともとじいちゃんの部屋だった洋室に入る。
部屋自体はシンプルだ。ベッドとTV、PC、デスク、ミニ冷蔵庫ぐらいしかない。
会社の資料やパンフ、販促品、釣竿、スキー、ボード、工作道具、趣味のモロモロは奥の部屋。
外のガレージには愛車のエクストレイルとスノータイヤ等がおいてある。
会社のパンフ? そう、四国には営業所がない。
なので、自宅が会社の派出所扱いになっている。
まあ、最近は業務連絡や資料はメール、会議はオンデマンドで、
細かな打ち合わせはサイボウズ上でやったりしてる。
なので、端末必須!そこは会社から【林檎の板】を支給されている。
業務以外の使用とパケ使用は監視されている。セキュリティも硬い。
無駄にハイスペックだと、オサーンの俺はそう思っている。
さて、寝る前に、ご紹介いただいたGogressさん。
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