エンライ皇国宰相ウルスス・メールースの苦悩 1
あくまで素人のフィクションですからーーーーっ!
ゴメンナサイ。
時は遡る・・・・西暦793年(延暦12年)
高知県室戸岬。波と風吹きすさぶ御厨人窟。
求聞持法修行を行うは若き日の弘法大師空海、佐伯真魚。
求聞持法は、
[ノウボウアキャシャギャラバヤオンアリキャマリボリソワカ]
を100万回唱えることで無限の記憶力を身に着ける修行です。
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『んおお、すまん。すまん。言語変換しないと君らには通じなかったな。』
『我の名は「ウルスス・メーレース」君らの国の言葉では「狸」と言う。』
『我は『窓使い』、宇宙各地に窓を設置しておる。』
『そんな窓のうち、ここから強いエナジーマターを感じたのだよ。』
『「窓越え」はエネルギーも力も消費するのでな、頻繁には使えんが・・・我らも事情があるでな、すまんな、突然に。』
『我らの住まう場所は、ここより遠く離れていてな・・・・』
佐伯真魚は目をつぶり、必死の形相でお題目を唱えている。
『理解できんかな。うむ。無理もないか。』
『主らの惑星は90314棒渦巻銀河系宇宙の外縁部に位置しておる。』
『その銀河のNo4アームド第三部、区画7901110が地球だ。』
『我はIC1101中央部第八区画56地区11番の惑星、「テラ・マーテル」から来ておる。』
「ノウボウアキャシャギャラバヤオンアリキャマリボリソワカ・・・・」
佐伯真魚は、その時足摺岬の御厨人窟で仏に至る道を探して
お題目を100万回唱え自らを極限状態に追い詰め内面を高める修行していた。
その終わりごろ、その声は、突然、頭の中に響いた。
『我は刑部、エナジーマターを集め、ダークマターに対抗し
エンライ皇国を復活させ、テラ・マーテルを救う者なり。』
意識がもうろうとしている中、真魚は「虚空蔵菩薩」(アーカーシャガルバ)様が
来てくださったのだと思った。
「胞衣を集めよとは生まれ来る子供たちを救えと。」
「生まれ来る者たちを導き、濁世に抗えと。」
「仏として道は遠くから来るのではない、自ら行けと。」
「そして、寺をまわり、人々の魂を救えと。」
洞窟の入り口から見える星空、そこに見える明けの明星が
一瞬、強い光を発したような気がした。
脳内に響いた言葉は、まるでお題目を唱える口から入ってきたような感覚だった。
『ほほう、お主、素晴らしく立派な魂を持っておるな。強い力を感じるぞ。』
『よい波動のエナジーだ、主の宝はその意思の強さよ。』
『信じるが良い、信仰心は良いエナジーを生む。』
『我らは精神生命体、精神エネルギーをコントロールし様々な物理的科学的時空的な事象を引き起こすことが可能な民族だ。』
我はテラ・マーテルの片翼、エンライ皇国の宰相をしている。ウルスス・メールースである。
我らが母なる大地は、今、狂って暴走してしまったフラウム帝国により危機に扮している。
ダークマターによる機械化に星の意思が弱められ、自然のエナジーマターが出来にくくなっている。
このままでは、遅かれ早かれ、IC1011中心部の暗黒星雲ブラックホールに引き込まれ飲み込まれてしまうだろう。
そうなる前に、星の意思を復活させ他の知的生命体が住まう惑星とリンクさせることにより、エナジーマターの安定的供給を図っていかねばならん。
陰と陽、明と暗、正義と悪、天使と悪魔、右と左、男と女、ボケとツッコミ
DNAの螺旋構造から原子構造に至るまで。宇宙の理は二対である。
バランスが大事なのである、シーソーゲームはどちらが勝ってもイケナイのである。
金属原子もそのものでは存在が不安定だ、電子のSPバンドによって安定する。
陽気者ばかりでは烏合の衆だし、陰気者ばかりでは前に進まない。
日照り続きでは枯れてしまう、日が射さなければそもそも育たない。
正義の味方は悪がいなければ失業するし、悪人だけなら世紀末。
フラウム帝国の帝女ウルペースは何もわかってない。
いや、蝕まれたのかもしれんな・・・・ダークマターの意志に・・・
思い描いた通りにかけないです。難しいですね。
訂正してみます、いろいろ申し訳ございません。
【御厨人窟】みくろどくつ https://www.attaka.or.jp/kanko/dtl.php?ID=6282




