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朝日に消える  作者: ウルル
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時間の流れには逆らえない

僕は雨が好きだ。それは理論的にじゃなく本能的に。子供の頃から、雨の時は時間の許す限り落ちていく水滴を目で追っていた。その行動に意味があったわけじゃなく、言い表すなら、そう、「なんとなく」だ。

高校生となった今でもそれは続いている。変わったことはなんだか呼ばれているような気がして、見ていなければいけない気がして。今日もまた雨を眺めていた。


頭が痛い。いわゆる偏頭痛。雨が降るのだろうと、寝起きの僕の頭に思考が巡る。

「今日はやけに目覚めが悪い。」

無意識に放った言葉の理由を探す。

「夢。」

夢を見ていた、呼ばれているような。でも誰が?

思考が堂々巡りになっている時、携帯が鳴っていることに気がつく。画面を見る。

ー遅刻しても知らんぞ!ー

時間。

「なるほど。」

今日は1時限目には出られそうにない。



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