幻狼庵の妖狐 1話 「蝶は蝶を誘う」
初めまして!
コヒーといいます
初心者ですが頑張ってやらせていただきます。
今回はファンタジー系を書きました。
妄想大好き現役高校生が書く「幻狼庵の妖狐」
暖かい目でお読みください!
こんな噂を聞いたことがあるだろうか・・・・
とある街のとある妖怪が営んでいる店を・・・
名を「幻狼庵」という
〜高校1年2組教室〜
「なあ、蝶。お前あの店の噂信じるか?」
話しかけられた蝶こと中野蝶は友人の安藤の顔を見ながら
「あの店って?」
「お前知らないのか。結構有名だぞ?」
そう言われても知らないものは知らないのだが、そう蝶は思ったが少し興味があったので、
「なに?どういう店?」
と聞く。
「とある山の中に『幻狼庵』っていう妖怪が営んでいる店があるって噂だよ」
「何を売っているんだ?」
「そんなの誰も知らない。一体どこからこんな噂が湧いたのやら。俺が知りたいくらいだ。」
安藤も困り顔でそう答えた。
「妖怪ねえ・・・」
蝶は妖怪幽霊を信じない類であったのでさほど気にもかけず、その話を後にするのであった。
〜中野蝶の自宅 夜〜
蝶は帰っても安藤が言っていたことが頭に残っていた。
馬鹿馬鹿しい。馬鹿馬鹿しいはずなのに、どうしても気になる。
「妖怪なんていないんだ。いる訳ない。」
自分に言い聞かせるように喋る。
ふと時計を見ると、もうすぐで12時を回ろうとしていた。
「もう寝るか。」
そう言い、蝶は布団に入った。
〜蝶の自宅 朝〜
ふと目が覚めた。時計は朝8時を指している。
「ああ、そうか。今日は休みか。」
あまり気にしていなかったが、よくよく考えると今日は土曜日であった。
「とりあえず起きるか。」
土曜日だからといって特に用はない。
台所には朝食が置いてあった。
蝶の親は父は単身赴任中、母も休みの日でも朝早くに仕事にいって夜遅くに帰ってくる。
だからだいたい休日は1人だ。
朝食を取りながら、ふと思った。
ああ、なんてつまらないんだ。
もうこんな世界には飽き飽きしてきていると蝶自身も思った。
何か面白いことはないだろうか。そう思った時
昨日の安藤から聞いた「幻狼庵」の話を思い出した。
「どのみち暇だしな。いい暇つぶしになるだろう。」
と、蝶は幻狼庵を探しに行くことにした。
ーーー馬鹿馬鹿しい。でも面白そうだーーー
めちゃくちゃに探しても見つからないだろうと思った蝶は安藤に電話した。
しばらくすると安藤がでた
「おうどうした?」
「実は昨日話していた幻狼庵探しに行こうと思ってな。」
「はあ?何言ってんの?そんな噂を信じるのかよ。」
初めに言ってきたのはどっちだか・・・
そんなことを思いながら、そう思った経路を話す。
「ふーんそういうことか」
と、安藤。
「ああ、その為にそれがどこにあるか情報が欲しいんだ。」
「情報ねえ・・・これも噂だけどいいか?」
噂がおおいな。そう思いながらも
「ああ。」
「俺の聞いた噂では、北の山わかるか?ちょうどお前の家の裏あたりだ。そこの先にあるらしいぜ。」
案外近いところだったことを少し嬉しく思いつつ
「ああ、ありがとう。探してみるわ。」
「見つかったら教えてくれよー」
そう言って電話は切れた。
ーーー見つかる訳ない。だが面白そうだーーー
とりあえず行こうと思った蝶は身支度をして家をでた。
〜家の裏山〜
裏山を見てみるとパッと見ただの草木しか内容に見えるが、よくよく見ると獣道のような細い道があった。
「ここを行ってみるか。」
そう言って蝶は歩き出した。
〜出発9:00〜
〜2時間後〜
結構行ったはずだ。入ってきた所も見えない。
ふと顔を上げると、一匹の蝶がいた。
澄んだ美しい羽の蝶が自分誘うように飛んでいた。
それに誘われるように、また蝶が歩き出す。
〜2時間後〜
飛んでいる蝶について行ってだいぶたった。そうすると飛んでいた蝶がふっと消えた。そこへ行くとそこからは今まで険しかった獣道と打って違い石畳になっていた。
「?」
疑問に思いつつ進むと、建物が見えた。
そこに看板一つ
「幻狼庵」
あった。やはりあった。信じて良かった。
蝶は心から喜んだ。とその時、
「人間をくるとは珍しいこともあるものじゃ。」
美しい声が蝶の耳にさわった。
そちらを見ると、1人の妖狐がいた・・・
ーーー幻狼庵前ーーー
1話 「蝶は蝶を誘う」
楽しんでいただけましたでしょうか!!
自分は書いてて楽しかったです。
今回はキャラが少ないですし、文字数も少なかったですが次回から増えますw
面白くなかったって人やこうした方がいいと言うアドバイスはツイッター方へお願いします!!
@botamoti_131
だいたい1週間に1作品出せたらなーって思ってます。
では、また次回お会いしましょう。