第2報告「俺の求める日常」
こんにちは!かずとん。です!なんとか第2話を書き終えましたが、不安ですwwわかり易く皆様に通じればいいですが、笑っていただければとおもいますっ
始まって早々、妹君から冷たい一言を頂いたが俺達三人は、『五神学園』の正門にたどり着いた
「あのさ、確かに五神学園ってゴツイ学園だって聞いたことあるけどさ」
薫は正門を見つめながら、俺に話しかける
「まぁ、言いたいことは分かる」
妹に関しては黙って俺らの会話を聞いている、で、俺達が何故怪訝そうな顔をしているかと言うと
「まぁ、正門デカすぎだよな、防犯か?よくわかんねぇわ」
正門にビビってる暇なんてない、とりあえずそのデカすぎる正門を潜り、五神館とか言うまた無駄にデカイ体育館みたいな場所に入る、既に他の新入生達は席に座っていた、席順は空いている場所に座ればいいみたいだ玲徒達は空いていた入口付近の椅子に腰掛ける
「ふぇー、なんて人の多さ、毎年五神ってこれだけ新入生を迎えるんだね、ビックリだよ」
薫はコソコソ話しかけてくる、周りもコソコソ話してる奴らも居るが、俺達は壇上に上がってきたある女子に目が行くことになる
「うわぁ、あれって2年生か?生徒会長見たいだな」
容姿は抜群、かなりいいランクの位置になる先輩、長い髪が特徴的だ
「なぁに、見とれてんのよっ、変態」
「はぁ?!別に見とれてるわけじゃ!」
そんな会話もつかの間に、生徒会長の演説がはじまる。
「皆さん、ご入学おめでとうございます、私は五神学園生徒会長の、五神沙玖夜です、と、生徒会長らしい挨拶はこの辺に致します」
突然用意していたであろう原稿を裏返し、マイクをスタンドから外し、壇上のテーブル横に立ち、周りを見渡す、そしてーーー
『君たちは、今の日常に満足しているのかな?』
突然の事に周りの新入生はざわつく、それでも彼女は話を続ける
「今君たちは、このつまらない入学式とやらで疲れてはいないか?知らない大人の演説、知らない学園長の演説、知らない新入生同士の会話、知らない生徒会長の意味不明な言動、今この瞬間に君らはこう思っている」
少しまた周りを見渡し
『変な生徒会長が変な事を言っていると』
本当によくわからない言動に、新入生は愚か先生陣まで慌て始める、でも俺は望んでいたのかも知れない、変な日常を、こんな展開を
「すまないな、話が脱線してしまったようだ、私の演説は以上です」
何かスッキリしたのか、静かに壇上を降りていく生徒会長に、皆はさらにざわつくが、先生陣が対応し、静かになる、正直そのあとの話を聞く気は全くなかった、生徒会長の話のインパクトが強すぎたせいかも知れないが、入学式は終わり、新しく入る教室に少し戸惑いは隠せなかったが、三人とも同じクラスになった
「なんだ、玲徒と一緒かよっ、私は離れたかったなぁ、席まで隣だし」
「兄上、授業中に寝てしまっても、私が後ろからドつきますから、安心してください」
玲奈は俺の後ろになった、ちなみに窓際で席順は割と適当みたいだ
「ドつかれたら俺天国しちまうからやめてくれ、あと薫、お前中学からずっとそんなこと言ってたくせに慣れたろが」
薫はテへペロ顔をする、すると、俺の前に座ってる男子がこっちに振り向く
「お前確か、篠山だったよな?俺は竜胆太郎だっ、気軽にリュウって呼んでくれ!」
ハニカミ笑顔で言われた、じゃあ俺も、とばかりに、最っっ高な笑顔で
「あぁ!俺は玲徒だ、気軽に玲徒でいいぜっ、リンタロウ!」
「何で最初と最後くっつけたんだよっ!?犬みてぇじゃんか!」
「あぁ、あんた、リンタロウね、私は園美薫、気軽に呼ばないでねっ」
「篠山玲奈です、気軽に天国してくださいね」
残り2名は意味不明な言動です、ありがとうございます
「もうリンタロウでいいよ、篠山妹、園美、はぁ、またか、中学みたいに変なあだ名が....」
何か可哀想になってきたな、よし
「リンタロウ、気にすんな、日常なんか考えても無駄だ、むしろこれを快感に変えてしまえ」
「いや俺はMじゃねぇよっ!?」
リンタロウをからかう俺達、チャイムが鳴ると、賑やかだったクラスの会話も静まる、教室の扉が開き入ってきた担任、女の人の担任か、と甘く考えてしまったのが悪かった....
「はぁ...湿気たクラス引いちまったなぁ、まぁいいか、オラァ、アタシは今日からお前らの担任になった『白黒琳』っつうもんだ、アタシが担任になったからには、好き勝手はさせねぇからな、覚えとけやっ!」
あまりの迫力と、その気崩したスーツの変なエロさに唖然とするクラス一行
「入学式、面白い先輩、変わった同級生、クラスの担任」
俺は窓の外を見つめながら
「変わった日常か、日常は異常なほど、面白いのかも」
と、小さく呟く、俺であった。
最後までありがとうございます(((o(*゜▽゜*)o)))
次は第三話!現在執筆中につきお待ちくださいっ!