0話 加害者
登場人物(参考資料)
中島 奏多
• Visual: 柔らかな茶髪に、優しげな瞳。どこにでもいそうな人懐っこい風貌。
• Data: 172cm / 57kg / 大学生(20歳)
• 紹介:「全てを奪われた青年」誠実で穏やかな性格の青年。高校時代から付き合っている凛との結婚を真剣に考えるほどの一途さを持っていた。しかし、突如として訪れた「理由なき別れ」により、その日常は一変。現在は憔悴しき り、かつての明るい笑顔は消え失せている。
片宮 凛
• Visual: 腰まで届く艶やかな黒髪と、神秘的な紫の瞳。陶器のような白い肌を持つ美女。
• Data: 165cm / 48kg /大学生(20歳)/ 専属モデル
• 紹介:「謎多きヒロイン」学内でも有名なクールビューティー。専属モデルとして活動しており、その美貌はキャンパスで一際目を引く。以前は潔癖なまで に真面目だったが、最近になって急激に雰囲気が変わり、派手なブランド品 や香水を身に纏うようになった。その瞳の奥にある感情は、誰にも読めな い。
柏木 悠馬
• Visual: 華やかな金髪に、自信に満ちた整った顔立ち。長身で鍛え抜かれた肉体を持つ。
• Data: 178cm / 65kg / 大学生(20歳)
• 紹介:「キャンパスのカリスマ」明るく社交的で、常に人の輪の中心にいる人気者。派手な遊び方を好むが、頭の回転が速く、人を惹きつける天性の魅力 を持つ。奏多とは対照的な「勝者」のオーラを放っている。
風沼 良太
• Visual: 色素の薄い銀髪に、常に眠たげな半眼。線の細い知的な容姿。
• Data: 175cm / 59kg / 大学生(20歳)
• 紹介:「無気力な天才」講義よりもゲームを愛する省エネ主義者。「面倒くさい」が口癖で、常に気だるげな態度をとるが、その観察眼と論理的思考力はずば抜けている。周囲の人間関係の変化にいち早く気づき、幼馴染の月乃の
傍で静かに事態を注視している。
広瀬 月乃
• Visual: 良太と同じ銀髪のロングヘア。清楚で儚げな雰囲気の美少女。
• Data: 162cm / 46kg / 大学生(20歳)
• 紹介:「銀色の癒やし」良太の幼馴染であり、精神的な支え。穏やかで慈愛にちた性格をしており、暴走しがちな周囲のブレーキ役でもある。良太とは 「付き合っていない」が、その信頼関係は誰よりも深い。
斉藤 海莉
• Visual: 黒髪で目つきが鋭く、シニカルな笑みを浮かべる長身の男。
• Data: 177cm / 61kg / 大学生(20歳)
• 紹介:悠馬の親友。常に一歩引いたところから周囲を冷めた目で見ている。悠馬の良き理解者であり、行動を共にすることが多い。
瀬戸内 梨央奈
• Visual: 明るい茶髪のウェーブヘア。流行を取り入れた華やかなファッション
の女子大生。
• Data: 164cm / 50kg / 大学生(20歳)
• 紹介:悠馬と関係を持つ女子大生。感情豊かで、悠馬に対して強い執着を見せる。最近の彼の態度に不満を抱いているようだが......。
桐生 怜
• Visual: 淡い水色の髪に、爽やかな笑顔。王子様のような整ったルックス。
• Data: 178cm / 64kg / 大学生(20歳)/読者モデル
• 紹介:誰もが憧れる善良なイケメンモデル。裏表のない性格で、友人である奏多の身を心から案じている。
花村 穂乃果
• Visual: ピンクがかった髪色の、小柄で愛らしい女子大生。
• Data: 159cm / 43kg / 大学生(20歳)
• 紹介:怜の恋人であり、凛の親友。天真爛漫なムードメーカーだが、変わりゆく友人たちの関係に心を痛めている。
俺の趣味は女を喰うこと。いや、正確には他の奴の女を横取りして喰うことだ。
日本という国は、つくづく男の本能を去勢するシステムで成り立っているように思う。
一夫一妻制。 くだらない。
本来、優れたオスがより多くのメスに種を植え付け、子孫を残すことこそが生き物としての正解であり、自然の摂理。 にもかかわらず、この国の男たちはその理不尽なルールに飼い慣らされ、たった一人の女を手に入れただけで「上がり」だと思い込んでいる。
特に反吐が出るのが、いわゆる「純愛」気取りの連中だ。
「君さえいれば他に何もいらない」 「この幸せな空間だけで生きていく」
そんな寝言をほざいて、外の世界から自分たちを隔離し、薄っぺらな聖域に引きこもって安住している。
美人の彼女、可愛い恋人。 それらが自分の所有物として永遠にそこにあると信じて疑わない、あの平和ボケした男の顔。
あの満ち足りたツラを見ると、無性に腹の底から黒い衝動が湧き上がってくる。 その勘違いした幸福を、徹底的に踏みにじり、壊してやりたくなるのだ。
今までも、そうやって数え切れないほどのカップルを絶望の淵に叩き落としてきた。 人の女を奪うのは、今回が初めてじゃない。
俺にとって女とは、攻略すべきゲームのトロフィーであり、同時にただの肉の器だ。 どんなに「愛している」と口にする女でも、所詮は快楽に弱い生き物。
一度でもセックスに持ち込み、脳髄が溶けるほどの悦びを教えてやれば、そこから先は面白いように堕ちていくことを、俺は経験則として熟知している。
落とせない女がいるとすれば、それは最初の一回、ベッドに連れ込むまでのガードが果てしなく固い女だけだ。
片宮凛は、まさにそういう相手だった。
中島奏多という温室育ちの男に守られ、貞操観念という鎧でガチガチに固められた難攻不落の城。 だからこそ、俺は強引な手を使ってでもこじ開けた。
結果はどうだ。
あれだけ高潔ぶっていた女が、今では俺の顔色を窺い、俺の熱を求め、涎を垂らして腰を振っている。 あの強固なガードも、純愛の誓いも、圧倒的な快楽の前では紙切れ一枚の価値もなかったということだ。
俺の隣で、だらしなく股を開いて眠る女を見下ろす。 やはり、純愛ほど脆くて、くだらないものはない。




