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全部、私の言い聞かせ。

作者: 鴨鷹カトラ

無視したアラーム。

約束なんて嫌いだ。


延々と繰り返す、私の中の朝。


ぐっとぐっと堪えるも。

忘れられない気持ち。


そうだろう?知らないままが良いんだ。

馬鹿のまま死にたい。下らない。




嗚呼。朝が怖くて沈没。

手を伸ばしたって救われない。


知ってしまったから。

もう戻れないと悟ったの。


幸せが怖くなって。

信じるのも怖くなって。


全部、自分の言い聞かせ。

胸に空いた穴。




想像していたほど。

世界は甘く無かった。


陽気なステップを、馬鹿みたいに繰り返す。


ずっとずっと解らない。

あなたの想いが知りたくて。


求めるほどに暗く閉じ込められていく。

噓で固めた外核。下らない。




恐怖だけがこの体を埋め尽くしていく。

煙の中から忌まわし記憶が姿を現す。

喉が枯れるまで叫んだ日を。

涙が枯れるまで泣き続けた日を。

助けを求める人で溢れた箱舟は波に飲まれ塵となった。

未来永劫の救済なんてのはない事を知った。

神が完成させた文物も虚構だったのだ。

化石の星が彼らを見やっている。

別れの挨拶に値札が付けられる日が来るのだろうか。

古き文物は滅びゆくべきなのだろうか。

幸せから一度背を向けたのに、救われるのは偽善なのだろうか。

手を汚してまで救った人が幸せになりますように。

あなたの澄んだ瞳が穢れる事はありませんように。



どうか最後見る夢が幸せな結末でありますように。




嗚呼。全部が嫌いになって。

手を伸ばすのも億劫になって。


あなたのことしか。

考えられなくなっていく。


幸せになってほしいな。

馬鹿のまま死んでほしいな。


私のようにならないように。

胸を覆うその手。








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