第2話 ポコタテ星その1
どうも皆さんこんにちは今回の主人公のルミナです。さてさてルミナ達は今ポコタテ星に着陸するところです。
「ねぇこの星何も無さそうじゃない?」
「何もないね」
「だね」
「帰ろっか」
「どこに?」
みんないつも通りみたい。
「まぁ結構急いで出てきたし、一旦休憩がてら寄るのはありなんじゃない?」
「なら行こう」
そうしてルミナ等は宇宙船を星のクレーターの中央付近に不時着させた。
「さぁて、とりあえず外出て見る?」
「宇宙船服とか作ってないけど大丈夫?」
「そんな装備で大丈夫か?ってこと」
「大丈夫だ問題無い」
そう言って初歌は早速外へ出ていった。
「あーあ、初歌死んじゃった」
「まぁ実際問題私達なら大丈夫でしょ」
「まぁそうだね」
「ほな私といちごは宇宙船内の整理と整備してるね」
「╰(^3^)╯」
「それなら、私等は行ってくるね」
そうしてルミナとほのかは出入り口へ向かって行った。
「今更だけどほんとに大丈夫かな?」
「初歌も外でてるし大丈夫だよ」
「まぁそれもそうだね」
「なんてったって私等は"進化型人類"なんだからね」
そうしてルミナ等二人は外に出ていった。
「おっ、二人とも遅かったね」
「初歌が早すぎるんだよ」
「まぁそれが私の長所だからね」
ルミナ等進化型人類は身体能力が普通の人間より圧倒的に高く、適応力も高い。だからこそこうやって環境が全然違う星でも生身で生きていれる。
他にも進化型人類には何か1つ特出した能力がある。ルミナは防御力が高い。春菜子は頭がめちゃクソ良い。
まぁ他にも進化型人類の力は色々あるんだけど、まぁそれはまた追々話すとするね。
「さて、それじゃあ早速探検しよっか」
「?どこを?」
「それはこの星を、、、」
「何もないけど?」
「何もないね」
「ねーねー、誰?この星に降りようって言った人」
「さ、さぁ?」
「まぁ冷静に考えたら春菜子の作った宇宙船とは言え、あんな短時間で到着する惑星なんて、地球から観測出来るレベルだもんね」
「それもそっかぁ」
「じゃあ、それなら次はもう少し遠めの星に行こっか」
そうしてルミナ等はのんびり宇宙船へと戻っていった。
「おーい、二人とも戻ったよ」
「おかえり。なんかあった?」
「何もなかった」
「(/・ω・(-ω-)」
「だから次はもっと遠い星に行こうって話になったんだ」
「そうだねー。でもそんな暇してるみんなにサプライズ」
「サプライズ?」
「そうサプライズ」
「ちょうどさっきこの星に隕石が落ちてきてることが分かったんだよね」
「「「え?」」」
これは、これは、
「やったー!」
「神展開じゃん」
「いやー、最高の暇つぶしだね」
「言うと思った。ってことで落下地点に移動しよう」
「「「「了解」」」」
「因みにみんなやりたいことは一緒だよね?」
「勿論」
「これ以外無いでしょ」
「それじゃあせーので言おっか。せーの」
「「「「「隕石破壊」」」」」
「よーし意見は纏まってるね」
「さっさと移動しよう」
みんな隕石破壊が出来ると喜びはしゃいでいたその時、春菜子が絶望的な事実を述べた。
「隕石降るの3日後だよ」
みんな絶望した。
「そ、それなら大人しく作戦会議でもしとこっか」
「作戦会議もクソも無いでしょ?」
「うーんそれならみんなが10秒ずつ攻撃して誰が最初に破壊するかチキチキレースしようよ」
「えーめんどい」
「まぁすること無いしね」
「そんじゃあとりあえずじゃんけんで順番決めようよ」
「「「「「じゃんけんぽん」」」」」
じゃんけんの結果ルミナ→初歌→春菜子→ほのか→いちごとなった。
「ねぇこれ今更だけど、最初の1人だけで終わる気もするんだけど」
「さ、流石にないでしょ」
「まぁそん時はそん時でしょ」
「ルミナは最初だからそんなことが言えるんだよ」
「テヘペロ」
こうしてルミナ等は隕石の落下地点へと雑談しながら向かったのであった。
「そう言えば他の進化型人類はどうしたんだろうね」
「さぁ?まぁいたとしてもこんなに集まってないだろうし1人だったら何も出来ずに地球諸共タヒんでんじゃない?」
「それもそうかぁ」
「まぁもしかしたら同じように宇宙に逃げてるかもね」
さて、地球が滅んだこの宇宙で他の人間に会うことはあるのだろうか。