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第1話 地球

「昨年から続いている第九次世界大戦ですがーー」


「本日は昨年から続いている第九次世界大戦の概要について専門家のカミノ・K・ナイーヨ教授に解説してもらいましょうーー」


ピッ


「はぁ〜最近のテレビさ、ずっと戦争の話題しか

なくておもんないよね」


「テレビがおもんないのは結構前からでしょ」


「いやまあそれはそうなんだけどさ」


ーーLINE♪


「ルミナ、LINEの通知来てない?」


「ん?あぁ初歌からだ。遊びにでも来れるようになったのかな?」


『ルミナやばい』


『な、何が?』


『テレビのニュース見てないの?やばいことになってるよ』


『へー』


「ほのかーテレビつけてくれない?」


「えー、さっき消したばっかでしょ。電気代の無駄じゃん。どうせ見ないんだし」


「いいからつけてよ」


「はぁい」ピッ


「ー報です。速報です。先ほど日本時間11時29分に

アマリカ、ソバエト、虫国、北腸鮮、その他諸々の国が核爆弾の使用制限を撤廃し、本格的に攻撃に移るもようです。日本にも被害が及ぶ可能性が大いにあるので避難できる準備をしてください。繰り返します、繰り返します、先ほどーー」


「…やばくない?」


「うん」


『やばいでしょ。どうする?』


『いちごと春菜子が共同開発した宇宙船があるでしょ。それで地球から脱出したほうがいいかも』


『分かった。ほのかにも伝えるね』


『私も2人に伝える』


「ってことだから脱出準備しよ」


「おっけー、とりあえず家にある物全部持ってっとこうか」


「あーあと今、外パニックになってるぽいし、コンビニからある程度食料とか奪ってこうよ。足りるかは知らないけど」


「まあそうだね、とりあえず10分後に集合場所に集まろう」


「了解」」


ーー10分後


「おーもう準備ほぼできてるじゃん」


「お、来た来た。遅かったね。今、春菜子といちごが機械とかの最終チェックしてるところだって」


「ほーん、で、初歌は?」


「いやまだ来てないよ、荷物運びに手間取ってるんじゃない?…!いや、噂をすれば。おーい初歌ー」


「ギリギリセーフ」


「セーフじゃ無いけどね」


「いいやセーフだよ」


「まあまあもちつきなよ、今喧嘩しても何もいいことないよ」


「まあそうだね、それじゃあそろそろ乗ろっか」


「春菜子ーいちごー大丈夫そうー?」


「あーまあ多分大丈夫。少なくともシステムに異常は見当たんなかったよ。」


「機体の方も目立った外傷はなかったね」


「なら問題ないね。さっさと地球からおさらばしよう」


「地球ともお別れかぁ、なんだか感慨深いねぇ」


「感慨深い…のかな?ちょっとよく分かんないけど」


「(´・ω・`)」


「早く出よう、ニュース見たら戦争激化してるって」


「それで操縦誰がするの?」


「「「………」」」


「あ、自動操縦だから大丈夫だよ」


「「「先に言って」」」


「ごめんごめん、じゃ起動しまーす、いちごー」


「(^^ゞぽちぃ」


『システム起動 エネルギー100% 生体認証 を

 開始 します 搭乗員 は その場 に 待機

 して 下さい』


『生体認証 を 開始 山田 春菜子 賢い』


『確認 しました 鳥飼 初歌 翼がある』


「翼なんかないよ」


「AIが俺たちをどう見てるかってことじゃない?」


「なるほど」


『確認 しました 猫細 ほのか つおい』


「つおいって何よ、つおいって」


「まあまあ」


『確認 しました 森永 いちご』


「え?何もない?それはちょっとねぇ〜世間は許してくれないよ」


「その世間これからなくなるけどね。(遺憾の意)」


『確認 しました 亀井 ルミナ 硬い』


「良かった、まともなので」


『全搭乗員 を 確認 しました 離陸 準備 に

入ります しばらく お待ち 下さい』


「とりあえず終わったっぽいね」


「これからどうするの?」


「他の惑星を転々としていけばいいんじゃない?」


「あー確かに物資とかも補給できたらいいね」


「そもそも、あるんですかねぇ(困惑)」


「まあどちらにせよ行く当てもないんだし、ちょうどいいんじゃない。ね、初歌」


「え?聞いてなかった、なんて?」


「はぁ、まあいっか」


『準備 完了 離陸 します 着席 して 下さい』


「お、じゃあいこっか」


「だね」


『高度 上昇中 周囲 に 注意 して 下さい』


「おおー上がってる上がってる」


「地球は青かった(感動)」


「ところどころ黒かったり燃えてるけどね」


「あ、見てよ。あれ核爆弾じゃない?」


「ん?」


ドーンーーーーーーーーーーーーー


「逝ったみたいだね、地球。」


「いい奴だったよ、地球。」


「もう会うこともないだろうけどね」


「草、まあ確かに」


「まあとりあえず目的地決めよう」


「見えるとこ片っ端から行けばいいんじゃない?」


「略奪者かな?」


「実際そうでしょコンビニの物奪ったんだし」


「確かにー」


「みんなそんな事やってたの(ドン引き)」


「生きるためには仕方なかったんです!」


「みんな…wわら…う…なwwwww」


「まぁ地球滅んでるし大丈夫だと思うよー証拠もないしね」


「お!みんな!早速惑星見えたよ〜」


「ん?どれどれ…って」


「「「「ちっさ」」」」


「まあ何かありそうだし行ってみる?」


「暇つぶしにはちょうどいいかもね」


「おっけーい、目的地設定っと」


『目的地 を ポコタテ星 に 設定 しました 』


「じゃあ、いこっか!」

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