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虚言の堕天使  作者: みさこんどりあ
第二部 亡霊少女の異世界放浪旅
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魔術師の弟子

「弟子にしてください!!」


頭を下げて言うクレアの言葉に魔法がかかったように、マホミル動かない。しばらく静かになった港町に、小鳥達のさえずりが響く。間隔があいたところで、ようやく彼女達は声を出した。


「……は?」

「お願いします! 魔法使えるようになりたいんです! お願いです!! 弟子にしてください!! お願いします!!!」


さらに大声で志願するクレアに、マホミルはスパッと言い切った。


「ダメだね。足手まといになるから」


やっぱり、そりゃいきなりそれはいくらなんでも無理があるよね…。


マホミルはこんなことで、すんなりと聞き入れてくれるような性格をしていなかった。


それでもクレアは諦めなかった。さっきよりさらに大きな声で、必死に志願する。


「お願いします!弟子に…してください!!!!」




マホミルは一瞬考える素振りを見せたが、やがて開き直り口を開いた。


「………クレアって今ランクいくつだっけ」



——訂正する。どうも押しには弱いらしい。


「この間、Aランクになったよ」


…早い。成長速度が異常に早すぎる。この間まで駆け出しの冒険者だったというのに。

しかしマホミルからすれば、Aランクの冒険者とてその実力には雲泥の差がある。

マホミルしばらくして開き直り口を開き、突如宣言した。


「明日の朝一、幽寂の霊場に潜る」


えっ!!えっ!??今、なんてっ??明日??


幽寂の霊場といえば、最近発見されたばかりの新しいダンジョンで、それゆえまだ詳細な情報も少なく、最下層までたどり着いた冒険者はまだいないそう。


けど、それが今、何故?? どうしてその話が出てきた?


「君が本当に使えるかどうか、そこで確かめるから」

「…え つまり、そこでわたし役に立ったら弟子にしてくれるってこと?!」

「そ。私の気分次第だけどね」



ウソ?!やった〜!!!


急いで明日への準備に取り掛かる。


この前は、ダンジョンに潜る準備で買い出しに出かけたが、暗黒竜の件もあり、バタバタして買い出しが終わっていなかった!!


まだ時間はお昼前だ。


今からお店を回れば、どうにか間に合いそう!


ついでにマホミルから口止め料で貰ったお金で画材と、あとお腹空いたから帰りにクレープでも買って帰ろう。


クレアはうっきうきで帰路についた。



おまけ


マホミル「クレアが雪見だい◯く分けてって言ってたから

ためらいなく1個丸々渡して

「え、ほんとにくれるの……?」

って戦慄してたら


「よかったら、もう一つ」

って顔色ひとつ変えず

2個ともクレアに渡そうとして


真っ青になったクレアに

「誰か助けて!」

って悲鳴をあげて逃げられてそう」

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