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虚言の堕天使  作者: みさこんどりあ
虚言の堕天使 一部 虚言〜そして虚構
39/53

高慢あるいは徒花【ⅩⅩⅠ】〜ちょっと待っておまけがシュールすぎて何も入ってこない〜

短編のほう書いてたら遅れた(╹▽╹)

「アレ…ミンナ、どこいっちゃったの……?」


ルマは茫然と辺りを見渡した。万華鏡の世界には、元気なピンクも、頼もしいレッドも、真面目なオレンジも、クールなネイビーも、幼気なブラックも消えてしまい、辺りは寒々とした鏡の青が広がっているだけだった。


「パチーカー!大王サマー!アテナクンー!カロンー!リルラー!」


ルマはしばらく必死に叫びながら辺りを彷徨ったが、返事が聞こえてくることはなく、みんなは一向に見つからなかった。


右も左も分からなくなるような幻影の氷鏡の中、しかもいつオバケに襲われるかわからないという恐怖と不安の中、ひとりになってしまった。じわじわと心細さが頭を支配する。ルマは必死に頭の中で復唱した。よく考えろ、自分は今までずっとひとりで旅をしてきたではないか。ひとりは慣れている。トモダチがいなくたって寂しくない。寂しくない。寂しくない。


その時、ククク…という誰かの北叟笑うような甲高い笑い声が聞こえてきた。残念だが仲間のものではない。その笑い声は何重にも重なり、徐々に人数が増えていっているように感じる。特に姿が見えるわけでもなく、迷宮内に笑い声だけが響いた。もしかして、オバケ…


ふと、ルマは鏡に映った自分の姿に目がいった。


鏡の中の自分が、弓なりに目を細めて怪しく笑っていたのである。


次の瞬間、迷宮内のあちこちに貼られた鏡全てに映ったルマが、突然一斉に笑い出した。


「ギャアアアアア!!?」


ルマは悲鳴を上げてその場から逃げ出すが、ここは果てしなく続く鏡の迷宮。どこまで行っても鏡は存在し、万華鏡は無数のルマの像を作り出す。怪しい笑い声は絶えることはない。


『ネェ、無限ノ力ヲ手ニ入レタラミンナトハモウ用済ミナノ?』


「!!!?」


ルマは口から心臓が飛び出るほどびっくりした。鏡中の自分が、今まさにルマが心のどこか悩んでいることを、ズバリと言い当てたからだ。無限の力—黄金の腕輪を手に入れたと同時に失ってしまうであろうものについて。


『ミンナトノ友情ハ偽物ダッタ?』

『トモダチッテ便利ナ駒ッテ意味?』

『ミンナト遊ブノモゴ飯ヲ食ベルノモ時間ノ無駄ダッタ?』


耳を塞いでも聞こえてくる、ルマの心に深く突き刺さる言葉達。


『嘘ツキ』『卑怯者』『恩知ラズ』『外道』『薄情者』


おかしい、こんなのアトラクションの演出の域を超えている。これは本気でこちらを亡き者にしようとする精神攻撃だ。こんな言葉に耳を傾けるな、飲み込まれてたまるものか…!けれど、ルマは言い返してしまった。


「違う…違うよ!!」


『デモ最後ニハ裏切ルンダロウ?…自分ノ野望ノ為ニ』


「グッ…、ソレは……」


ルマは何も言い返すことができなかった。なぜならば、それは実際、黄金の腕輪を手に入れたら、恐らく…いや確実に現実となることだから。自分達の住む星が侵略されそうになって、黙ってるヤツはいない。しかも、正義感及び責任感が強い彼らであらば、絶対立ち向かってくることだろう。実際、そのくらいの実力を有に持っている。もし自分が裏切った時、彼らはそれでも友達だと言ってくれるだろうか、パチーカは、カロンは、クレイは、シルビアは、ガランは、アテナは。


『ホラ、実際ニ聞イテゴランヨ。彼ラノ声ヲ…』


「ハ?」



「…エ?ミンナ……」











ついにバレちゃいましたねー


おまけ:りるられろ姉妹と愉快な暗黒物質たち

野生のあんこくぶっしつ(リルラレロ姉妹)があらわれた!

ロゼリー「何この可愛い子は〜〜!?(←ロリコン)」

ロゼリー「この子達どうしたの!?ゼロいつ産んだの私聞いてないよ!!??」

セノ「私はそんな子産んだ覚えはありません!!返してきなさい!!」

ロゼリー「僕のことはお母さんって呼んでいいからねぇ〜♡」

きなこ「…エラー2様」

ロゼリー「ハッ…ち、違うんだこれはきなこ…!」

セノ「このロリコンどもめ…」

ロゼリー「名前は?」

「りるら」「りるれ」「りるろ」

ロゼリー「どこから来たの?」

ラレロ姉妹「「「わかんない」」」

ロゼリー「じゃあそれまでいっしょにいようか〜」

ラレロ姉妹「「「わ〜〜い!!!」」」

きなこ「流石 銀河最強のロリコン……子供の扱いに慣れてますね」

ミラージュ「ツー様いつの間に3人目を!?聞いてないですよそんなの!!?」

ロゼリー「落ち着けミラ子」

セノ「…エラー2と言ってること変わらないな」

ミラージ「…あのぉ、お二人共悪いんですが、それワタクシが新しく召喚した使い魔…」

「「お前かよ!?」」


「「お前かよ!?」」


ロゼリー「な〜んだ、こんなことなら早く言ってくれればいいのに〜。…この疫病神がッ!!((ミラージ向かって右ストレートパンチ」



—To Be Continue



ミラージ「酷い!また殴られた…(泣)!!こないだ3DS壊されたばかりなのに…」



「エラー2様!?ワタクシの3DS壊しましたね!?あれ値引き前に買ったから高かったんですよ!!?弁償してほしいであります!弁償してほしいであります!」

弁償(べんしょう)便所(べんじょ)って似てるよね」

「何言ってんでありますか!!??」



ミラージュ「…ドンマイ」





おまけ②(シリアス)


「アレ…ミンナ、どこ行っちゃったの……?」



✝✝✝✝✝✝





「アレ…ミンナ、どこに逝っちゃったの……?」

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