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52話  伊達家の臣従

ハイペリアン乗組員

橘 幸太郎      日系アジア人 30歳 男性 大佐 艦長   総司令  

坂本リョウマ    日系アジア人 28歳 男性 中佐 戦略参謀 

西郷たかお     日系アジア人 28歳 男性 中佐 内政参謀 内政担当

大久保トシオ    日系アジア人 28歳 男性 中佐 外務参謀 外交担当

勝りん太郎     日系アジア人 25歳 男性 少佐 海軍参謀 

乾タイスケ     日系アジア人 25歳 男性 少佐 陸軍参謀

福沢ゆー吉     日系アジア人 25歳 男性 少佐 財務参謀  財政全般

ヘレン ダルク   フランス人  25歳 女性 少佐 医療参謀  医療技術

服部ハンゾウ    日系アジア人 25歳 男性 少佐 警察参謀  情報捜査

杉原 ねね     日系アジア人 20歳 女性 少佐 教育参謀 



陸軍副参謀サユリ:戦略戦術立案用アンドロイド、日系アジア人20歳女性


平賀源内       鉄道省長官に  電化開発、家電開発

田中久重       科学技術省長官に 石油精製技術

鈴木茂雄       軍部技術開発部長 蒸気機関、デーゼルエンジン開発

志筑忠雄       軍部陸軍技師

川本幸民       軍部海軍技師    

二宮忠八       軍部航空技師(次世代航空機の構想を持つ少年技師)航空機設計 



橘商会 敦賀支店 支店長  道川兵三郎 元敦賀港の川舟座の頭

    奥州地区 支店長  蠣崎義広   元安東家家臣

    横須賀港  店長  蠣崎光広   元安東家家臣

    長崎支店 支店長  長崎 一朗太  元長崎豪族 


伊達だて 尚宗ひさむね伊達氏13代当主

伊達だて 稙宗たねむね伊達氏14代当主 伊達政宗の曾祖父


武田たけだ 信縄のぶつな 甲斐国の守護大名・戦国大名。

              甲斐守護職・甲斐源氏第17代当主。

              武田氏14代当主。武田信玄の祖父


 1505年 春

 移民船ハイペリオン 司令室


 クララ

「総司令、伊達氏が関東に侵攻して5年程たちますが、

 武蔵国を中心とした反乱も収束し、

 周辺の上野国、下野国、常陸国も治安が安定してきました。


 しかし、出羽、越後、相模の国に比べると圧倒的に、

 暮らしの豊かさに差が有ることに、

 気付き初めた農民たちが、豊かさを求めて、

 新政府の国や北条領に、流入が加速している様です。」


 大久保中佐 外務参謀

「総司令、昨年、

 伊達家とは新たに通商条約を結び、

 領民の移動の自由化をした結果、

 大勢の農民が出羽国や越後国へ出稼ぎに来ております。


 そして、稼いだ蝦夷銭で買い物をしたり、

 帰国しても蝦夷銭で生活用品を買う習慣ができ、

 陸奥南部の伊達領から北関東の国々では、

 蝦夷銭経済圏が完成しつつあります。


 ただ、越後や出羽から離れている武蔵国や常陸国などの

 関東南部の領民たちは、荒れた土地を捨てて、

 相模国へ難民が増加しております。


 それを止めようとする伊達軍と

 北条軍との小競り合いも頻発しております。

 伊達家も従えた豪族の不満を抑える為、相模国へ侵攻する

 気配があります。」


 幸太郎

「よし、まず兵糧を抑えようか。

 西国から流れてくる兵糧を橘商会で買い取って

 伊達家に回さないようしてくれ。

 兵糧が無ければ戦はできないからな。」


 クララ

「承知しました。」




 桑折西山城こおりにしやまじょう 御殿


 伊達だて 尚宗ひさむねの居城



 伊達家重臣 大枝宗家おおえだむねいえ


「殿、相模国との国境で北条家と小競り合いが続いております。

 この際、相模国へ侵攻してはどうでしょう。


 配下の佐竹氏、宇都宮氏、小田氏が、領民が相模国へ逃げ込んでおり、

 近年の戦と飢饉の影響で兵糧米も底を着いている状態で、

 援助の要請が来ております。


 ただ、我が国でも財政的に厳しく、豊かな相模国、伊豆国に

 侵攻することを進言致します。


 幸い同盟国の武田家とは、良好な関係でありますので、

 三河から侵攻してもらい、

 遠江国を差し出す事を条件にして三河側から侵攻して貰えば、

 北条家は兵を分散せざえなく、我軍は全軍5万を持って攻めれば、

 勝てますぞ。」


 そこへ、


 宿老こおり 桑折宗季むねすえ


「殿、戦はなりませぬ。やっと国が安定したところです。

 今、戦をすれば農民の働き手を徴兵することになり、

 また農地が荒れまするぞ。」


 伊達だて 尚宗ひさむね

「宗季、なぜ新政府の領地や北条の領地に比べて、

 我が国は貧しいのじゃ。


 領地を広げても民の暮らしは良くならないのはなぜじゃ?」


 桑折宗季こおり むねすえ

「まず、税が違います。

 我が国は5公5民ですが、

 新政府では2公8民、 

 北条家は3公7民、との事です。

 また、武田家は4公6民らしいのです。


 いずれも、橘商会との交易が財政を支えておりまする。


 交易の主力は、鉱山から産出される金、銀、銅等の鉱物資源です。

 儲けた銭で、蒸気製の重機を買って都市整備、農地開拓しています。


 農民には村ごとに低利で、蒸気製の耕作機を貸し出しており、

 働けば働くほど収入が増えるので

 益々豊かになっていくのです。


 商人には、関銭(通行税)、津料(港の使用料)を撤廃し

 各商人たちの売上に20%の税を取るだけですので、

 各地から商人たちも集まって来ている様です。


 このままでは、伊達家は先細りでござる。

 早急に新政府に臣従する書状を送り、領地返上し新しい領地経営を

 学ぶのが生き残る道と思いまする。」


 伊達だて 尚宗ひさむね

 両者の意見を聞きながら、

 我が領内にも会津の軽井沢銀山があるが、まだ手づかずだな。

 ここの採掘権を橘商会に与えれば、我が領地も豊かになるかもな。

 ただ、相模国、伊豆国は魅力だが、新政府の動きが心配だな。」

 と迷っていると。


 大枝宗家おおえだむねいえ

「殿、新政府には使者を送り、我が民の逃亡を手助けした北条家を

 討つとの旨を書簡を送り、大義はこちらにある事を示せば良いかと。」


 伊達だて 尚宗ひさむね

「新政府への書状は、武田の返事を見てからじゃ。

 すぐに、武田たけだ 信縄のぶつなに書状を送って感触を

 確かめるのじゃ。」


 大枝宗家

「承知しました。」



 数日後


 躑躅ヶ崎館 御殿  


 武田たけだ 信縄のぶつな


 伊達だて 尚宗ひさむねからの書状の見て

 苦笑いをしていた。


 伊達家もこれで終わりだな。

 我が国は三河、美濃、尾張、紀伊国を切り取ったが、それは、

 橘商会の兵器があったからじゃ。

 まして、隣国はすべて新政府の国になってしまっていては、

 武田家は詰んでいる状態だと言うことが解っとらんな。



 重臣、 跡部 信秋 (あとべのぶあき)

「殿、伊達家への返事は如何しますか?」


 武田たけだ 信縄のぶつな

「うむ、当家は、北条と不戦条約を結んでいるので、

 今回の件は、お断り申すと伝えよ。」



 数日後


 桑折西山城こおりにしやまじょう 御殿


 伊達だて 尚宗ひさむねは、武田家の返信の書状を

 読んでいた。


 やはり、断ってきたか!

 これでは、戦は勝てぬな。


「宗家、兵糧の調達はどうじゃ?」


 大枝宗家おおえだむねいえ

「それが、思うように集まりません。御用商人に依頼しましたが、

 西国からの米はすべて、橘商会が扱っており蝦夷国へ運んでいる様で

 当家には全く入って来ない現状です。」


 伊達だて 尚宗ひさむね

「そうか!すべて、新政府の手の内であったか?


 桑折宗季こおり むねすえ

「殿、すぐに臣従を決断すべきですぞ。」


 伊達だて 尚宗ひさむね

「よし、決めたぞ!伊達は新政府に臣従するぞ。


 他の配下の大名には、好きするが良いと伝えろ。」


 数日後、


 伊達尚宗とその配下の大名、

 佐竹氏、蘆名氏、宇都宮氏、二階堂氏、結城氏

 が新政府に領地返還し臣従したのだった。


 なお、伊達尚宗は、今回の北条家との混乱の責任を取って隠居し、

 家督を伊達だて 稙宗たねむねに譲ることになった。


 伊達 稙宗は、配下の大名と伴に、蝦夷国へ留学し、

 代官としての教育を学ぶ事になったのである。


 こうして


 1505年 夏


 奥州は新政府により統一された。



















投稿が遅くなり、すみません。

誤字脱字があればご指摘頂きたく存じます。

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