47話 1497年の作戦会議
ハイペリアン乗組員
橘 幸太郎 日系アジア人 30歳 男性 大佐 艦長 総司令
坂本リョウマ 日系アジア人 28歳 男性 中佐 戦略参謀
西郷たかお 日系アジア人 28歳 男性 中佐 内政参謀 新政府へ出向、議定
大久保トシオ 日系アジア人 28歳 男性 中佐 外務参謀 外交担当
勝りん太郎 日系アジア人 25歳 男性 少佐 海軍参謀
乾タイスケ 日系アジア人 25歳 男性 少佐 陸軍参謀
福沢ゆー吉 日系アジア人 25歳 男性 少佐 財務参謀 財政全般
ヘレン ダルク フランス人 25歳 女性 少佐 医療参謀 医療技術
服部ハンゾウ 日系アジア人 25歳 男性 少佐 警察参謀 情報捜査
杉原 ねね 日系アジア人 20歳 女性 少佐 教育参謀
陸軍副参謀サユリ:戦略戦術立案用アンドロイド、日系アジア人20歳女性
平賀源内 鉄道省長官に 電化開発、家電開発
田中久重 科学技術省長官に 石油精製技術
鈴木茂雄 軍部技術開発部長 蒸気機関、デーゼルエンジン開発
志筑忠雄 軍部陸軍技師
川本幸民 軍部海軍技師
二宮忠八 軍部航空技師(次世代航空機の構想を持つ少年技師)航空機設計
橘商会 敦賀支店 支店長 道川兵三郎 元敦賀港の川舟座の頭
奥州地区 支店長 蠣崎義広 元安東家家臣
横須賀港 店長 蠣崎光広 元安東家家臣
長崎支店 支店長 長崎 一朗太 元長崎豪族
新政府
天皇 後柏原天皇
総裁 持明院基規 正三位、権中納言
議定 西郷タカオ、蝦夷國からの出向
参与
持明院 基規 正三位、権中納言
勧修寺 政顕 従二位、権中納言
長尾 能景 越後国の大名
安東 忠季 出羽の大名
朝倉 貞景越前国の大名
有馬 晴純 肥前国の大名
足利 義稙 第10代足利家当主
1497年 4月 ハイペリオン会議室
幸太郎
「クララ、日本の現状報告を頼むよ。」
クララ
「承知しました。
まず、奥州は、安東氏が領地返還により出羽国と陸奥国の
北部が新政府の直轄地になり石高ではすでに300万石を上回っております
尚、去年から生産体制が整った石炭ストーブが清国や
朝鮮への輸出が伸びております。
また、
陸奥国南部の伊達氏は,新政府との不戦条約を締結によって、
全軍で南下を開始しており、佐竹氏、宇都宮氏、
小田氏の関東連合軍が、各戦線で敗退しました。
そして、上杉軍も甲斐国から武田軍の侵攻で、伊達軍との挟撃に会い、
大敗して盟主の上杉顕定は、
越後の長尾家に亡命したようです。
これにより、伊達氏は常陸国、武蔵国の東部【西部は武田家】、
下野国、上野国、を支配下に入れました。
ただ、関東武士の反乱が相次ぎ、その鎮圧に手を焼いております。」
幸太郎
「やはりな!武力だけで支配しようとするから反発が生まれるよな。
まあ、これで大量の難民が北条家に流れて来るので、
人手不足は解決だな。」
坂本中佐
「総司令、関東の豪族には、橘屋経由で蝦夷銭で資金援助し、
反乱を長引かる事を具申します。
そうすれば、伊達氏も戦費が足らず、増税による領民の反発、
内部の離反と伊達の弱体化と難民の増加が狙います。」
幸太郎
「坂本中佐もえげつないな。」と笑いながら、
「資金の件は 横須賀店長蠣崎光広にまかせよう。」
クララ
「次に北条家ですが、下総国の千葉氏が、
存続のため北条家に臣従しました。
これで北条家も駿河国東部、相模国、伊豆国、上総国、下総国、
を支配するになりましたが、技術者不足のため、
農地開拓の遅れが出ており、蝦夷国へ支援チームの依頼が来ており、
来月にはチームを派遣予定です。」
幸太郎
「北条家には、国力が整ったら、伊達征伐に動いて貰う予定だから、
もう暫く関東武者たちには、奮戦をしてもらわないとな!」
クララ
「一方、尾張国は、勝幡城城主、
織田信定【織田信長の祖父】
津島湊や熱田湊を抑え、交易と経済力を背景に勢力を拡大し、
ほぼ統一されております。」
幸太郎
「尾張の統一も史実より50年近く早いね。
これも、バタフライ効果か。」
クララ
「なお、隣国の美濃国の守護名目は土岐政房だったが、
内紛と家臣の台頭で実権は失われており、
群雄割拠の状態です。
また、隣の飛騨国も守護代三木氏の
支配力が弱まり、同じく群雄割拠の状態です。」
幸太郎
「ほう。こうなると武田は美濃に侵攻するかな?」
服部ハンゾウ少佐
「総司令、情報局からの報告ですが、年初から武田の美濃の
豪族への調伏活動が活発化しているとの情報が来ております。
すでに東美濃の遠山氏、北美濃の東氏・荘氏は
、武田氏と本領安堵の盟約結んでいるようです。
となると武田は年内に美濃攻めの可能が強いと思われます。
また、飛騨国の農民たちが徴兵や増税を嫌がり信濃国や越中国へ
大量に流入しており、新政府の市民として受け入れております。」
幸太郎
「なるほどね、武田は、北条、伊達とは不戦条約を結んでいるので、
安心して美濃国を攻めるか?」
西郷中佐【政府の議定、出向中】
「総司令、飛騨国についてですが、
武田の美濃攻略前に、混乱の責任を取って
三木氏へ領地返還命令を出すのは如何でしょう。
従わない場合は朝敵として討伐令を
発布する旨を伝えれば、
三木氏は従うでしょう。
当然、豪族たちは反発しましますが、
越中、信濃、から政府軍を
派兵すれば戦わず降伏するでしょう。
もちろん、反抗する豪族には、制圧後、
オーストラリア大陸送りにできますので、一石二鳥です。
新政府軍も、良い訓練に
なるのでむしろ一石三鳥ですね。」
幸太郎
「それは、良い案だね。すぐに朝廷へ根回ししてくれ!」
西郷中佐
「は、承知しました。」
この手は、今後とも使えるな。
混乱している国は、統治能力無しとして
朝敵とすれば、日本統一も早まるかな。
などと考える幸太郎であった。
クララ
「次に畿内ですが、
近江国の六角氏は新政府に臣従し、
領地返還大和国の興福寺も支配権を
新政府に変換すると共に所領返還し、
余った増兵は新政府の陸軍に編入し、
一般の僧侶は、蝦夷国へ教師の
研修のため派遣されております。
また、伊勢国の南部の北畠氏は新政府不戦条約を結び独立し、
北部の複数の豪族と交戦中です。
尚、蝦夷国に留学していた
三好 之長は、
帰国後、支配地を新政府に臣従し
所領返還した事により、摂津国、阿波国が
新政府の直轄地になりました。
そして、河内国の畠山氏の内紛は、畠山 尚順(はたけやま ひさのぶ )が
勝利して早々、新政府へ臣従し領地返還して
直轄地になっております。」
幸太郎
「ほう。畿内はほぼ新政府の直轄地になったね。」
クララ
「つぎに、北陸地方ですが、
長尾家が越後国、越中国、信濃国、を領地返還し、
越前国の朝倉家も、能登国、加賀国、若狭国を
支配地に加えて領地返還しました。
この時点で新政府は、日本の最大の勢力になっております。」
幸太郎
「やっと、日本統一の形が見えてきたね。」
クララ
「続いて、中国地方についてですが
出雲国の尼子経久が伯耆国、
石見国の3カ国まで勢力を伸ばしております。
現在、一番勢いがある勢力と思われます。」
幸太郎
「ほう、その尼子経久ってどんな人物なのかな?」
クララ
「はい、経久は「力ではなく知恵で勝つ」タイプの戦国武将です。
若い頃は出雲守護・京極政経の家臣でしたが、
京極家が応仁の乱で没落すると、
守護代という立場を利用して、巧みに在地国人たちを
懐柔・統合しました。
守護代から自立して出雲一国の実権を掌握。
出自にとらわれず、能力本位で人を用いる人材登用しています。
また、郡代・奉行制の整備、家臣団の常備軍化し
出雲を統一的に統治する仕組みを構築し、この時代では先進的な
頭脳の持ち主と言えます。」
幸太郎
「北条早雲殿に似ているかもね。新政府に引き込むかな?」
会ってみたい人物だな。と呟いた。
クララ
「次に、大内氏ですが、先の敗戦で九州から撤退しましたが、
いまだ、周防国長門国安芸国を
支配する大大名です。
ただ、大内氏も先の大敗により文治路線への変更が、
家臣団の分裂を招いてるようです。」
一方、
畿内から撤退した細川氏は依然、丹波国、丹後国、
阿波国・讃岐国、土佐国を
領有しておりますが、相続問題が表面化しつつあります。
他の勢力としては、
山名 致豊が
因幡国、備後国、但馬国、の3カ国を支配しておりますが、
備後国で尼子氏と交戦中です。
また、
赤松 政則が
備前国、備中国、播磨国、美作国の四カ国を支配しておりますが、
美作国で大内氏と小競り合いをしております。」
幸太郎
「うむ、中国、四国は暫く様子見で行こう。」
クララ
「次は、九州ですが、
大友氏は、豊前国、豊後国、筑前国、筑後国の四カ国に
支配地を増やしており、日向国の伊東氏と
軍事同盟を結びました。
内政的には、南蛮貿易の利益で軍備増強を図っており、
島津氏との対決姿勢を強めております。
また、キリスト教を国教化して、仏教への弾圧が
厳しくなっております。
薩摩の島津氏は大隅国へ侵攻し肝付氏が降伏し、
肝付一族は蝦夷国へ亡命しました。
また、肥後国の相良氏へ侵攻しており居城の人吉城が落城し、
北の熊本城に撤退しています。
不利な相良氏から和睦要請の使者が朝廷へ来ており、停戦条件をついて
参与 足利 義稙を使者として派遣しております。
次に、
肥前国の有馬家は、領土返還し新政府の直轄地になりました。
杉浦水軍は、そのまま蝦夷国の海軍訓練所に入学し訓練中です。」
幸太郎
「大友家の勢いを削ぐために薩摩家への経済支援を強めるように
してくれ。」
福沢少佐
「はい、橘商会経由で兵糧米10万石、蝦夷金貨1万枚を
無利子で供与致します。」
ここで服部中佐が
「総司令。
報告によると大友氏が負けた領地の住民を労働力や奴隷として
連れ去る「乱妨取り」が広く行われていました。
ポルトガル人商人たちは、奴隷となった日本人を
買い付け、東南アジアなどに転売しているようです。
事実、琉球に向かった南蛮船を拿捕したところ、
大勢の日本人が囚われておりました。
尚、拿捕した南蛮船は新政府用に改造し、長崎港で
海軍の新人の航海訓練用に活用しております。
また、捕まえたポルトガル人たちは、蝦夷国へ送って記憶操作マシーンで、
再教育し欧州情報局員として、ヨーロッパ各国へ派遣する予定です。」
幸太郎
「うむ、さすが服部中佐、仕事が早いね。
まあ、大友は、史実どうりだな。
よし、朝廷から奴隷売買禁止令を出して大友の動きに牽制しよう。
違反するものは賊軍として討伐する事を明記してね。」
西郷中佐
「承知しました、早速上奏いたします。」
忙しく投稿が遅れてすみません。




