31話 細川政元の上洛 2
ハイペリアン乗組員
坂本リョウマ 日系アジア人 28歳 男性 中佐 戦略参謀
西たかお 日系アジア人 28歳 男性 中佐 内政参謀 内政担当
大久保トシオ 日系アジア人 28歳 男性 中佐 外務参謀 外交担当
勝りん太郎 日系アジア人 25歳 男性 少佐 海軍参謀
乾タイスケ 日系アジア人 25歳 男性 少佐 陸軍参謀
福沢ゆー吉 日系アジア人 25歳 男性 少佐 財務参謀 財政全般
ヘレン ダルク フランス人 25歳 女性 少佐 医療参謀 医療技術
服部ハンゾウ 日系アジア人 25歳 男性 少佐 警察参謀 情報捜査
杉原 ねね 日系アジア人 20歳 女性 少佐 教育参謀 教育全般
朝廷 第103代後土御門天皇
勝仁親王 第104代天皇の後柏原天皇
足利幕府 第10代征夷大将軍 足利義稙あしかがよしたね
細川氏宗家(京兆家)12代当主 細川 政元 室町幕府228代管領
摂津国・丹波国・土佐国・讃岐国守護
重臣
三好之長三好氏が畿内に進出するきっかけを作り出した名将
薬師寺長忠摂津守護代
香西元長 山城国守護代
細川軍,京の南門、200m手間に陣を構えている。
香西 元長
「殿、申し訳ございません。
朝廷はいつもの通りの返事でございました。」
細川政元
「よいよい、想定どうり,じゃ。
之長よ、手筈通り、攻めよ!」
三好之長
「はっ、承知致しました。」
之長は、早速全軍に攻撃の合図をした。
5台の投石機の工兵たちは、石弾を装備始めて発射する寸前で、
京の城壁から光り輝く大きな矢が上空に上った。
細川軍の兵士は、手を止めてそれを驚愕の目で見ていた。
すると、自分たちの所へ落ちてくるのを見ると、
工兵隊長が慌てて、
「退避せよ!」と怒鳴った。
その数秒後、
ドドド、ドカーンと、着弾した。
轟音と爆風と煙であたり一面、見えなかったが、
煙が晴れてくると、すべての投石機が破壊されたのである。
間一髪で退避できた工兵たちは、命は助かったが、
ほとんど重症を負ったのであった。
その後、攻城槌にも、大きな矢が着弾し、木っ端微塵に
破壊された。
周りにいた兵士も爆風で10m以上飛ばされて500人の兵士が
戦力外になった。
三好之長は、すぐに城壁から1000mの所まで、
前線を後退させたのであった。
細川政元
「なんじゃ、あれは! まさか蝦夷國の兵器か?
これは、戦にならんぞ!
之長! どうするのじゃ!」と驚愕の眼差しで
訴えるように話すのであった。
すると伝令が次々にやって来た。
伝令1
「北門の赤松軍が城壁からの攻撃を受け、大損害を受け撤退しております。」
伝令2
「東門及び西門の大内軍が城壁からの攻撃を受け、大損害を受けて撤退しております。」
そんな報告を受けていると、
突如、城壁からまたもや、数本の大きな光る大きな矢が、細川軍の前線に
向かって来たかと思った瞬間。
ドカン、ドカン、ドカン、ドカン、ドカン!!!!!!
爆音と爆風で前線手前に直径20mの大穴が空いたのであった。
こうなると、元々農民の足軽兵は、足がすくみ腰が抜ける者、
逃げ出す者で、大混乱になった。
三好之長
「殿、軍の統制が取れません。
まさか、あのような兵器があるとは、
思いも寄りませんでした。
このまま、攻めても兵を無駄に死なすだけでございます。
今なら、まだ、兵の損害も軽微でござれば、
撤退を進言致します。」
薬師寺長忠
「殿、私もここは、一旦城に戻り、善後策と話し合う
方がよろしいかと思います。」
細川政元
「うむ、仕方あるまい。
全軍撤退じゃ!」
こうして、細川軍の上洛は完敗に終わったのであった。
また、この知らせは、蝦夷國情報局によって、瞬く間に、
日本全土に知らさた。
と同時に、朝廷と蝦夷国の比類なき強さを全国の大名に
知らせる事になったのである。
ただ、この大規模な戦いで死亡者が出なかった事は、
特筆すべき事であった。
また、戦後処理の中で、動かす事の出来ない重傷者は、
ヘレン少佐の陣頭指揮の元で蝦夷國の医療チームが出動して
現場で救急手当をした。
その後、城壁前に簡易病院を建てて、救護活動をすることになった。
この一連の騒動で、典薬頭のヘレン少佐の名声が全国に
響き渡るのであった。
この戦いに完敗した細川政元は、この後、御家騒動が起こり、
徐々に、その勢いが弱っていく事になるが、まだ先の話である。




