13話 奥州戦線
ハイペリアン乗組員
坂本リョウマ 日系アジア人 28歳 男性 中佐 戦略参謀
西郷たかお 日系アジア人 28歳 男性 中佐 内政参謀 内政担当
大久保トシオ 日系アジア人 28歳 男性 中佐 外務参謀 外交担当
勝りん太郎 日系アジア人 25歳 男性 少佐 海軍参謀
乾タイスケ 日系アジア人 25歳 男性 少佐 陸軍参謀
福沢ゆー吉 日系アジア人 25歳 男性 少佐 財務参謀 財政全般
ヘレン ダルク フランス人 25歳 女性 少佐 医療参謀 医療技術
服部ハンゾウ 日系アジア人 25歳 男性 少佐 警察参謀 情報捜査
杉原 ねね 日系アジア人 20歳 女性 少佐 教育参謀 教育全般
ハワイ行政官 ウール アインズ 内政用アンドロイド 初老白人男性
小樽行政官 徳川秀忠 内政用アンドロイド 日系アジア30代
函館行政官 カムイ アイヌ人 元函館村村長
出羽国 檜山城城主 安東忠季 5代当主 30万石
安東尋季6代当主
陸奥国 種里城城主 大浦光信 20万石
陸奥国 八戸根城城主 南部 信義南部氏21代当主 50万石
南部 信時南部氏20代当主
1494年5月
八戸の根城 城内
南部 信時南部氏20代当主
「ほう、早速安東め攻めてきよったな。思い通りじゃな!
すぐに兵5000を持って檜山城に進軍じゃ。
大浦に攻め入っている今がチャンスだ!
城を落として、長年の憂いを取り省くぞ!」
南部 信義南部氏21代
「父上、承知しました。兵の用意は整っております。
槍隊3000、弓隊2000、騎馬隊1000で出陣します。」
信時
「お、準備が良いな、流石次期当主じゃ、心強いぞ。総大将を任せた上
安東を潰して参れ!」
出羽国に進軍した南部家は、抵抗も無く3日で檜山城の付近まで到達した。
ただ通過した村々には人っ子一人居らず、食糧も無いため、占領した村での
兵糧を当てにしていた南部家は当てが外れて士気が下がっていた。
総大将 南部義時
「クソ、安東家め、農民だけで無く
兵糧も運んでおったとは、当てが外れたな!」
「義時様、このままだと、我が軍の兵糧は3日と持ちません。
すぐに城攻めが肝要だと存じます。」
そうだな、このまま士気が下がるのも良く無いな。
よし、明朝総攻撃をするぞ」
南部家出陣の1週間前の安東家
蝦夷国の小樽港からで羽国の土崎港へ
もがみ型護衛船で10式戦車の戦車部隊20輌が到着していた。
檜山城 乾少佐
「お初にお目にかかります。陸軍参謀の乾タイスケです。
以後、よろしくお願いします。」
安東 忠季
「よく参られた。よろしくお頼み申します」
乾少佐
「忠季殿、南部家の対策として、この城までの途中の村人と食糧を
城内へ避難させて、南部家には戦利品を与えない作戦を具申します。
南部家も今年は不作なので兵糧は現地調達のはずです。
戦利品が無いと短期決戦になるので、攻めて来れば
こちらは、籠城し戦車砲で撃退します」
忠季
「ほう、それはいい案ですな。
早速使者を送ってその様に取り計いましょう。」
3日後、南部家国境沿いの村々から農民が食糧を持って
続々城内へ避難してきた。
翌朝 安東軍4000が種里城に向けて
後方には5輌の10式戦車を伴って出陣した。
安東軍はほとんど抵抗も無く、大浦家の居城の種里城
手前5000mに到着した。
安東家の布陣
先鋒 槍隊3000
中衛 弓隊500
後方 10式戦車 5輌
砲弾の音に慣れていない騎馬隊500を後方に待機させた。
安東家重臣
「若殿、布陣完了です、何時でも戦いを始められますぞ!」
そこへ檜山城から伝令がやって来た。
伝令
「若殿、南部家が檜山城に向けて出陣したとの事でございまする。」
安東尋季 総大将
「南部め、予定どうりじゃな、まあ、檜山城は、乾参謀に
任せておけば大丈夫ぞ!
さて、大浦の様子はどうじゃ?」
安東家重臣
「はい、城の門を背にして兵5000で布陣しておりまする。
槍隊3000、弓隊1500、騎馬隊500程で我が軍と兵力差は
ありません。」
よし、皆のもの、かかれ!
と号令の元一斉に動き出した。
同時に、大浦兵も動き出した。
乾少佐
「敵兵、距離1000M手前で、各自砲弾発射よし!
但し、威嚇攻撃のみに限定せよ。」
無線連絡を各戦車のオペレーターに連絡した。
各オペレーターより
「了解」
大浦兵が1000mの距離に近づくと同時に、
10式戦車の主砲が火を吹いた。
10式戦車砲は自動装填で毎分15発射可能な
44口径120mm滑腔砲搭載し射程距離4000m
1回目の砲撃は敵先鋒の槍隊の20m手前で着弾させた。
先鋒の槍兵は爆風で後方に飛ばされて、後続の槍兵に
ぶつかり指揮系統は混乱し進撃が止まった。
2回目の砲撃で左右側に城方向に向けて着弾させた。
前方と左右に弾幕を張り、
大音響と共に振動で、敵兵は恐怖に包まれた。
先鋒が崩れると、瞬く間に、中断の弓隊も城へ逃げ始めた。
騎馬隊に至っては、馬が恐怖で驚き、乗っている兵を落として
逃げ去って行ったので、騎馬の兵士たちも争って
城へ逃げ込むのだった。
ここで、大浦家は、籠城戦に切り替えるのだった。
安東尋季 総大将
「乾殿、上手く行きましたな。
お陰で、当家は無傷で平地戦を勝てました。
しかし、あの戦車の大砲は恐ろしいものですな。」
乾少佐
「そうですね。まずは戦勝おめでとうございます。
以後は、敵の夜襲の備えを進言します。」
総大将
「夜襲を仕掛けてきますか?」
乾少佐
「はい、かなり高い確率で、来ると思います。
敵の被害はまだ少ないので、
士気が高い内にもう一戦って感じでしょうか。」
総大将
「では、罠を仕掛けますか」と悪代官のように笑った。
乾少佐もニヤニヤと頷いた。
暫くは、奥州の戦いになります。




