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8話 2日目


久しぶりの投稿でちょっと少なめです。


第8話



 朝再びFGOにログインしたレンは昨日ログアウトした地点、中央広場でシルバーとウルティアを撫でながら今日の予定を考える。


 「昨日図書館がある事を聞いたし今日は街を探索しっよか」


 広場にいる人達の視線を感じて目立っている事に気づくと居た堪れなくそそくさと広場を後にする。


 「図書館は何処だろう?」


 すれ違う人達の視線が気になるが俺の前を歩くシルバーとウルティアに遅れないようについて行くと、商業区画に着いたみたい。


 「硬貨のマークの看板が商業ギルドだったよな?」


 「コン」


 「それで、ギルドの向かい側が図書館か、、早速入ってみるかー」


 図書館の扉を開けると現実世界の古本屋の匂いがするのと、天井とステンドガラスから光が入ってきていて机と本棚の絶妙な配置による幻想的な空間になっていた。

しばらくその光景に目を奪われていると奥からメガネかけた知的美女が出てきた。


 「こんにちは。当館のご利用ですか?」


 「はい。従魔も一緒でも大丈夫ですか?」


 「ええ。他の利用者の迷惑行為をしなければ大丈夫ですよ」


 「なら大丈夫です。っなシルバー、ウルティア」


 「コーン」


 「ワン」


 「ふふ。可愛い従魔達ですね」


 「自慢の仲間ですから」


 シルバーとウルティアを撫でながら答えると知的美女が微笑んだ。


 「初めて当館をご利用していただくのに幾らかの注意事項がありますが説明してもよろしいですか?」


 「そうですね。よろしくお願いします」


 「それじゃあこちらにどうぞ」


 知的美女の先にカウンターがあり住人以外にもプレイヤーがカウンターで話を聞いていた。


 「人が多いいですね?いつもこんなに人がいるのですか?」


 そうカウンター以外にも本を読んでる人がそれなりにいるのだ。


 「いえ、いつもはこの半分くらいですよ」


 知的美女が周り見ながら答えてくれる。


 「ここのところ冒険者の新規利用が増えたので人が居るんですよ」


 プレイヤーが増えたことで図書館を利用する人が増えたのか。


 「なるほどです」


 「さて、当館を利用するにあたって軽く注意事項を説明しますね」


 「はい。お願いします」


 「基本どの街の図書館でも利用するにあたってまず200シル払って貰います。このお金と国からの援助によって図書館を運営しています」


 まぁー利用料だけで運営は出来ないよな。


 「それじゃー200シルです」


 「はい。受け取りました」


 利用料の200シルを渡すと微笑んでもらえた。


 「次に本の貸出しには500シルが必要になります。これは盗難防止なので本の返却時に500シル返す事になってます。また魔導書の貸出しは行っていないので注意してください」


 「ん?魔導書なんてあるんですか?」


 「ありますよ。魔導書を読むとスキルが身につきます。ただ適性がないといくら読んでもスキルが身につかないみたいですね」


 図書館に魔導書がある事にも驚いたけど、適性がないとスキルは覚えれないのか。


 「適性ってどんなことですか?」


 「そうですね・・・例えば第一職業が戦士で第二職業は剣士の場合、剣や斧、刀などのスキルは覚えれるんですが、魔法系スキルは覚えれないんですよ」


 「確かに魔術師ではないから魔法系スキルは覚えれないよな」


 「そうゆうことです。ただステータスによって覚えれるスキルも魔法系スキルもあるので一概には言えないんですけどね」


 っという事は人によって覚えれるスキルが違うということか。

このことは今後の冒険や職業に大きく関係しそうだしちゃんと覚えとこ。


 「次に、本を傷つけた場合は買い取りまたは弁償してもらいます」


 公共の物だから当たり前の事だな。


 「以上が注意事項になります。分からなかったり、質問はありますか?」


 「いや、丁寧な説明ありがとうございます」


 「いえいえ。これが仕事ですので。では、当館でゆっくりして行ってください」




 魔導書のことが気になって魔導書の区画をシルバー、ウルティアと歩いていると一冊の魔導書が目に留まった。


 「これ、テイマーの魔導書だ」


 「コーン」


 俺が魔導書を手に取ったらシルバーが肩にのっかて魔導書を見ている。

ウルティアも気になったのか俺の足元で尻尾を振って魔導書を見ていた。


 「シルバーもウルティアもこの魔導書が気になってるみたいだし、これ読んでみるか?」


 「コーン」


 「ワン」


 「2匹ともいい返事だけどここでは静かにな」


っと注意するとさっきよりも小さい声で


 「コン」


 「ワン」


と返事をする。


俺は思わず苦笑になってしまった。


 この魔導書を持って近くの席に座ると肩の上にシルバーが、膝の上にウルティアが座って早く本を開けと急かしてくるのを撫でながら落ち着かせる。


 この魔導書はテイマーで使えるスキル『ブースト』が覚えれるみたいだ。

『ブースト』は従魔1体のSTRを3分間1.5倍にする効果だった。

ありふれたスキルだったがやっぱり仲間の強化は嬉しい。


 「よっしゃ!!これで戦術の幅が広がったな」


 思わず声に出して喜んでしまった。


 「コン」


 「ワン」


 シルバーもウルティアも喜んでるみたいだしここに来て良かった。


 「早速覚えたスキルを使ってみたいから近くの草原に行こう」




 *レン


 種族:エルフ


 第一職業:テイマー  Level:2

 第二職業:錬金術師  Level:1


 HP:210

 MP:280

 ATK:150

 MAT:240

 DEF:130

 MDF:170

 AGI:200

 LUK:250


 SP:9


 スキル

 テイム(2)魔力操作(1)錬金術(1)棒術(1)風魔法(1)モンスター鑑定(MAX)Newブースト(1)


 称号

 大地に降り立つ・始まりの錬金術師




 *シルバー


 種族:銀狐 属性:氷・火


 Level:2


 HP:280

 MP:280

 ATK:110

 MAT:260

 DEF:130

 MDF:210

 AGI:250


 スキル

 アイスボール ファイヤーボール



 *ウルティア


 種族:ホワイトウルフ 属性:氷


 Level:2


 HP:300

 MP:220

 ATK:250

 MAT:180

 DEF:200

 MDF:180

 AGI:250

 

 スキル

 フロストエッジ






よかった。面白かった。続きが気になると思っていただけたら、評価、ブックマークしていただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。(๑>◡<๑)


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