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あなたのお姫様  作者: ミルディア
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第1章 第1話 私の王子様

はじめまして! ミルディアです!

このたび、はじめて百合作品を書かせていただきます!

まだまだ未熟な部分がいっぱいですが、最後まで精一杯やり抜きます!


この作品を読んでいただく前に一点だけご忠告をさせていただきますね。

この作品の舞台は中世のヨーロッパ、特にフランスがイメージとなっていますが、実際の史実上のフランスなどの政治体制や王朝、はたまた文化や暮らしなどとは全くの別物であり、ほとんどの事柄が私が考えたオリジナル設定です。そういった詳細まできちんとしていないと読む気にならないとお思いの方にはブラウザバックを推奨いたします。それよりも中身が重要だとおっしゃる方はどうぞそのまま下へスクロールしてください。


私からは以上です! とにかくまずは読んでみてくださいな♪

それではお楽しみください、どうぞ(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧

 ————こうして、王子とお姫様は結婚し、永遠にふたりの愛を誓うのでした。めでたしめでたし……



「おうじさまとおひめさま、最後にしあわせになれてよかったね!」


  お気に入りの絵本を読んでくれたチューターのカトリーヌにありがとうもこめていうと、カトリーヌは読んだ絵本をパタンと閉じて、つけていたキラキラの飾りがある黒色のメガネをとりながら、やわらかい笑顔をしてくれた。


「アリス王女様はおふたりの幸せを喜んでくださるのですね。なんとお優しいのでしょう」


  ふふ〜ん、やさしいだって! アリスやさしいって! あたりまえだよね! だってアリスだもん!


「えへへ、アリスえらい?」


「えぇ、それはそれはとっても偉いですよ。サラもそう思いますでしょう?」


  カトリーヌはアリスと一緒にベッドの中で絵本をきいてたアリスの子守役のサラにもおんなじことをきいた。サラはちょっぴりはずかしそうだけど、ちっちゃくうんってした。サラのぷにぷにしたほっぺがピーチみたいにピンク色になってる。


「はい、サラもアリス様はとってもえらいなっておもいます」


「もう! そうおもうんだったらちゃんとアリスの目をみて!」


  サラってアリスとおんなじで4さいなのにまだモジモジしてるだよ。クマさんのぬいぐるみもないとおやすみできないんだって。へんなの〜。


「えぇ〜い、ぶにゅ〜!」


  アリスがサラのほっぺをぶにゅ〜ってしたらくちびるがチューリップみたいになった! サラのお顔はりんごよりも真っ赤になってる!


「ア、アリゥあまぁ……、や、やめてくだ、ひゃい……」


「えぇ〜なに〜? ぜんぜん、きこえな〜い!」


「アリス王女様、もうおやすみのお時間なのですから、あまりはしゃいではなりませんわ」


「はぁ〜い」


  アリスはね、こうやってサラと一緒におやすみする前にね、カトリーヌに絵本を読んでもらうのがだいすきなの。ほかにもいっぱい遊んだりするんだけどね、それもぜ〜んぶだいすきだよ! ……だけどね、まいにちおんなじだからね、なんかつまんない。とびっきりおもしろいことってないのかなぁ。

  ……あっ! さっきの絵本みたいにおうじさまがアリスのところにきたら、とってもおもしろそう!


  アリスはサラのほっぺから手を離して、カトリーヌにきいてみた。


「ねぇ、カトリーヌ。アリスね、おうじさまがほしい! おうじさまとケッコンして、幸せになるの!」


  ベッドのとなりにあるおっきな本棚に絵本をしまいながら、カトリーヌは困ったお顔をした。


「申し訳ありません、アリス王女様。王女様には結婚というものはまだまだお難しいお話かと思います」


「えぇ〜! なんで〜?!」


「アリス王女様はまだ4歳。結婚のお話はもう少し大人になってからでなくてはいけないのです」


「ぷぅ!」


「それに、結婚というものは幸せになるためにするものではないのです」


「えぇ〜?! そうなのぉ〜、なんだつまんなぁ〜い」


  あ〜あ、がっかりだなぁ……。せっかくおもしろいことをみつけたとおもったのに……。


「え〜、でも、じゃあなんでさっきの絵本の中ではおうじさまとおひめさまはケッコンしてしあわせになったの?」


  カトリーヌはまた困ったさんのお顔になった。目と目のあいだにみじかい線がみえる。


「確かに、アリス王女様の仰る通り、何故ふたりは結婚をし、幸せになったのでしょうか。そうですねぇ、申し訳ありませんが、私は存じ上げません……」


「カトリーヌにもわかんないことってあるんだね、びっくり」


「本当に申し訳ありません」


  すると、サラがクマさんのぬいぐるみをぎゅってしたまま、アリスのネグリジェをキュッキュッって引っぱった。


「サラは、あの絵本は、アリス様が大きくなったときに、だいすきな人とケッコンしなさいと、いっているんだとおもいます。アリス様なら、きっとそれができると、そう、アリス様に教えてくれているんだと、サラはおもいます」


  おぉ〜! サラってばすごい!


「すごいわ、サラ! きっとそうよ! あなたもそうおもうわよね! カトリーヌ?」


  さっきまでお仕事をしているときみたいなお顔だったカトリーヌもやさしいいつものカトリーヌになっていた。


「えぇ、そうですね。きっと、あの絵本はアリス王女様に幸せな結婚をしてほしいと望んでいるのかも知れませんね」


「じゃあ、おっきくなったときにおうじさまにケッコンしてもらえるようにがんばらなきゃね!」


「えぇ、アリス王女様ならきっとできますわ」


  サラもそういってくれるかなっておもってお顔をみてみると、なんだかしょんぼりしてる……?


「サラ?」


  サラはなにかアリスにいおうとしたみたいだったけれど、すぐにカトリーヌとおんなじことをいってくれた。


「はい、アリス様、おうじさまとケッコンできるように、かわいいプリンセスになってくださいね」


「うん、ありがと! サラだいすき!!」


  サラをぎゅっとだきしめたらサラもぎゅってしてくれた。なんだかこころがあったかくてふわふわして、はじめてのきもちになった。


  ふたりでいっぱいぎゅってしていると、カトリーヌにそろそろおやすみしましょうって言われちゃった。


「うん、それじゃあ、おやすみ、カトリーヌ」


「おやすみなさい、お母様」


「えぇ、おやすみなさい、アリス王女様、サラ」


  カトリーヌはお部屋の明かりを消すと、ドアを開けていなくなっちゃった。


「ふわぁ〜」


  アリスがあくびをしているとサラはまたぎゅっとした。こんどはさっきよりももっとつよく。


「サラもアリス様がだいすきです。ずっとずっと一緒です」


「うん! 約束だよ! サラはアリスとずっとずっとず〜っと一緒!」



  アリスはサラのだいすきがだいすき。アリスのことがほんとにだいすきだってわかるから。


  だいすきだよ、サラ。ずっとずっと一緒にいようね。



  ……あれ? でも、アリスがおうじさまとケッコンしたときは、サラはどうするんだろう。


  ううん、きっとそのときはサラも一緒だよ! だってずっとずっと一緒だもの!



 

 いつか、アリスのだいすきなおうじさまとアリスのだいすきなサラと一緒にしあわせになる!


  アリスならきっとできる!



  おやすみなさい♪

いかがだったでしょうか!

まだまだ第1話なのでわからないですかね...?(笑)

ここらのお話は主人公のアリスちゃんがまだ幼い頃のお話なので語り手の口調が幼稚で少々読みにくいかと思います。ですが、どうかお付き合いください。読者の皆様に我慢や苦労を強いるのは心苦しい限りではありますが、できるだけ読みやすいようにと努力してまいります。

最後に、ここまで読んでくださったみなさんありがとうございます!みなさんの心を少しでも女の子同士のとってもかわいくてちょっぴり歪な恋で癒すことができればなと思います!

本当にありがとうございました!またの機会もよろしくお願いしますฅ*´ω`*ฅ


P.S.

Twitterの稼働しています!なにかあればこちらもぜひ♪

(http://twitter.com/@MilleDiah_Novel )

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