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教えてピンク先生2  作者: むらかみ
6/9

順調

馬鹿野郎!こんな事も分からないのか!

会社辞めちまえ!


俺の罵声で部署中が静まりかえる。



コトッ。お茶が机に置かれる。

由紀(狩屋部長イライラし過ぎですよ)


俺は焦っていた。前回のミスを挽回する為と彼女の事を忘れる為に必死だった。

しかしこんなに彼女の事を忘れるのが困難だとは思わなかった。

ピンク野郎が言うように恋をしたのかもしれない。


俺は屋上に行くと辞めていた煙草に火をつけた。

あークラクラする。脳が酸欠状態だ。



女(すみません。喫煙は喫煙所でお願いします。)


振り返り俺はドキっとする。清掃服でホウキを持っている桐島さんがいた。


俺は不意打ちを食らって思わず


あーわかったよ!、、、だけどそれを掃除するのがあんたらの仕事だろ!


と捨てゼリフを吐くと階段を降りていく。

、、、ハッと我に帰り階段を駆け上がり

彼女の後ろ姿に向かって


ご、ごめん。今度から気をつけるよ。


桐島さんはニコリと笑い。

(お願いします。)


、、、不思議だ。さっきまであんなにイライラしてたのに。気持ちがスッキリしている。

、、、煙草すったからかな?



よし!昼から○×商事に挨拶にいくぞ!

1度や2度断られてもへこたれないぞ!

七転八倒がおれの主義だ!


俺は有能な部下武田を連れて○×商事に向かった!


俺の熱意が伝わり常務の機嫌も良くなり更に新規の取引も頂いた。


武田(おめでとうございます。狩屋部長!

さすが部長ですね!先方ご機嫌でしたよ!)


いや!お前のプレゼンがあったからあそこまで行けたんだ。ありがとうな!


帰りの社用車は俺たちの笑い声が耐えなかった。、、、ふと窓の外を見ると歩道にピンク野郎が目に入る!

ピンク野郎はこちらを指差ししている。


ふっ。へんなやつだ。だが不思議と悪い奴ではない気がしてきた。、、、と同時に桐島さんに報告したい気持ちになった。

決して恋心ではなく。ただの業務報告だ。同じ会社の社員だからな!

なんだか無理に考えない様にしている自分が馬鹿らしくなり普通に接すればいい事に気づく。

武田悪いがケーキ屋さん寄ってくれ。


武田(えっ皆に買っていくんですか?

さすが部長!)


俺は桐島さんにあげようと思ったんだが、引っ込みつかづケーキ20個と別に3個のケーキを買って帰社した。

、、、帰りに彼女に渡してやるか。



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