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教えてピンク先生2  作者: むらかみ
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女嫌い

理想の人は誰もが描くが所詮机上の空論。


自分の目、鼻、耳、、五感で感じ見つける事

以外と近くに理想の人はいるから探してみよう。きっと見つかるよ。

馬鹿野郎!何度言ったら分かるんだ!


部署中に俺の罵声が響く!

俺の名前は狩屋剛。広告会社で営業部長をしている。自分で言うのも何だが仕事が出来、

皆からの信頼も厚い。今年で35歳になるが短髪で童顔の為20代に見られる。身長は高くはないがスーツが似合うとよく言われる。

彼女はいない。、、、と言うか理想の女性が周りにいないだけだ。

女という生き物は傲慢で利己主義、その日の気分で生きている。


俺は女が嫌いなんだ。

多分この先、恋愛や結婚なんてあり得ないだろう。


昼休み


女子社員(狩屋さん、明日飲み会があるんだけど来ませか?結構狩屋さんファンの子いるんですよー)



いや。ゴメン明日は予定が入ってるんだ。また今度な!


本当は予定など入っていない。せいぜいレンタルビデオを返しに行くくらいだ。


はぁーどうして女ってあんなくだらない生き物なんだ。 ふと廊下に目がいく。

社内清掃のおばさんが廊下をモップ掛けしている。

、、、おばさんではないな。眼鏡を掛けていて化粧もしていないから分からなかったが、まだ若い子だ。なんか気になり近づいてみる


ガシャガシャン、、、


俺はバケツをひっくり返してしまった。

皆が俺を見る。

俺は恥ずかしさを隠す為に思わず怒鳴った。


馬鹿野郎こんな所にバケツ置いておくな!



清掃の女性(す、すみません。申し訳ありませんでした。)


彼女は雑巾を取ると床を一生懸命に拭きだした。


俺は、自分が悪い事はわかっていたが謝る事は無く。


今度から気をつけろよ!と言うとその場を後にした。、、、名札を見た。

桐島さん、、、か。



次の日、自責の念か無意識に彼女(桐島)を探した。


廊下をキョロキョロしていると角で話し声が聞こえてきた。


いやー桐島君困るんだよね。そういう事されちゃうと!


なにやら清掃会社の責任者と桐島さんがもめている様だ。

とても気になり悪いが立ち聞きさせてもらう


桐島(子供が熱が出て保育園に迎えにいかないといけなくて、、、)


責任者(いやー契約違反になるよー子供がいても問題ないと言うから来て貰ってるのに)


、、、じゃあさー明日の夜付き合ってよ。

何もしないからさー)


下衆の極みだなあの責任者。

まぁー俺には関係ないか、

既婚者と分かると興味が無くなる俺も十分下衆か、、、

、、別に俺は彼女に興味があったわけじゃない。昨日の事悪かったと言いたかっただけだ

俺はその場を離れた。


うーん。疲れたな。

時計を見ると8時5分。さて帰るか。窓の外を見る。子供をおんぶした母親が歩いていた。

んー何処で見た顔だな。


、、、桐島さんか。

俺は腕時計を二度見した。


こんな遅い時間に何で、、、


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